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2015年4月21日 東海クイーンカップ(SP1) (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第10レース 兵庫の女神を迎え撃ちたい名古屋の女王
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
梅桜賞圧勝もさることながら、浦和・桜花賞での接戦を見せられてはトーコーヴィーナスには逆らいづらい。が、当地の大将ジュエルクイーンとは初顔合わせ。こちらは前走からの大幅な上積みが見込め、迎撃の可能性は十分とみる。ユズチャン、メモリードルマン、ハナノパレード、ブラックスキャットらもなかなかの素質馬だが、この2頭の前では第2集団。
ジュエルクイーンはエーデルワイス賞2着ですでに全国級。やや決め手を欠く印象もあったが、転入後は進境がうかがえるし、前走からの上積みもかなり。迎撃態勢は万全だ。「動きに素軽さが出ましたし、前走時はひと追い足りなかったのでプラスアルファがあると思います。相手は強そうですが、自身も上向いているので頑張ってほしいものです」。
トーコーヴィーナスは前走で全国屈指の3歳牝馬であることをはっきりさせた。自分の力を発揮できれば結果はついてくる!? 「浦和遠征後も全く疲れは出なかったし、順調に乗り込めた。季節柄、発情が来たり来なかったで日によって気配が変わったりもするから、久々に併せ馬で追った点もプラスになるとみている」。
ユズチャンは若草賞は見せ場を作れなかったが、地元の交流重賞ル・プランタン賞をきっちり勝って再び来名。あえて来るということは…!? 「前走後も順調にきており、状態は安定。輸送も2度目ならいくらか違うと思うから、頑張ってほしい」。
メモリードルマンは気性的、状態的にゲートや走りは不安定だが、素質は秘めている。攻め馬も強化できたし、前走をここにつなげたい。「時季的なものでカイバ食いが良くなったし、軽い馬場ということもあったが追い切りも動いた。体調は持ち直しつつあるね。とはいえ前走のような脚が使えるかとなるとまだ自信はない。相手が強いし、多くは望めないのでは」。
ブラックスキャットは使いつつ本領を発揮し始め、世代を引っ張るまでの存在に。前走は出来の問題もあったか。あれが実力ではない。「カイバ食いが悪くなっていたから息を入れていた。前走で凡走した要因はその辺にあると思う。中間は持ち直しているし、追い切りもこの馬なりに動いた。今回は持ち味を発揮できると思っている」。
ハナノパレードは控えても格好つけるが、逃げた方がいいのは成績を見ても明らか。素質はここでもヒケを取らない。1600mでも。「攻め駆けするタイプだけに今回の追い切りは物足りなかった。強い同型もいるからね。前走のような厳しいマークに遭ったのでは苦しくなるから、発馬次第でハナにはこだわらないレース運びも考えている」。
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