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笠松から５頭、名古屋から１頭を迎えて行われるＣ１級の交流戦。昨年にも同様のレースが何戦か行われたが、全て東海勢が勝利。今回も中央ＯＰ馬の半弟で連勝中のブラザーダックマン、１５戦１４連対のフリーダムら強力な布陣で臨んでくる。地元期待は好時計で３連勝中のケイアイポセイドン。

◎は⑤ブラザーダックマン。３歳の１０月という遅い時期のデビューで、中央で一戦のみを消化して今春に笠松へ移籍。その笠松では休み明けや初距離というハンデを苦にせず連勝、しかも共に持ったまま逃げ切るという能力を感じさせる走り。半兄に中央オープン馬のエーシンダックマンがおり、自身も５４０キロの雄大な馬体と、確かな素質を感じさせる。キャリア不足だけに揉まれたりした場合にどうかとは思うが、不安よりも期待の方。

○は③フリーダム。１０－４－１－０という非常に素晴らしい成績で、負けた時も展開のアヤや、相手が強かった場合（名古屋Ｂ２勝ちタツフレンチ、笠松６連勝で後に南関東移籍トーセンクリオネなど）。全体に時計が優秀、前走ではＣ１選抜でも２着と、単純な実績なら東海勢では一番とも言える。差す競馬なので展開に注文が付かないのも強味。ここから入る手も十分。

▲は⑪ケイアイポセイドン。元々は中央の馬だが、道営を経て今春に当地に移籍してきた。春先初戦こそは太め残りと強敵相手で２着だったが、その後は３連勝。時計が優秀だし、２走前に負かした相手は園田Ｂ１で好走歴のある格上と、高い評価ができる。あえて不安を挙げるなら展開で、同馬の好走パターンは逃げだと思うし、テンが早い東海勢が相手で先行争いがどうなるか。自分の力を出し切れるなら、好勝負。

△は⑦オモイカナウ。昨夏に同じ条件で当地に遠征に来て、その時は５着。層の厚さは当時と変わりないが、千四でもスピード負けしなくなったりと、この馬自身は当時よりも力を付けている感。渋太さ発揮のために理想はハナを切る競馬、この相手にそれが叶うかが焦点だが、展開一つで上位に食い込める存在。

注は⑨ランドスケープ。以前は勝ち味に薄かったようだが、ここ２戦が直線向いて突き放す強い逃げで連勝。３走前も勝ち馬は後に選抜を圧勝した馬で、それと半馬身差の２着。加速と粘りが強化されたようで、最近の充実振りは目覚しいものを感じる。強敵揃ったが、上昇度は指折り。