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2012年5月 4日   兵庫大賞典 (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   頂上決戦はパーフェクトランに◎!
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 伊藤 孝平

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8頭立ての少頭数となったが実質的にはパーフェクトランオオエライジンの一騎打ちムードで、勝者が現時点での兵庫県ナンバーワンホースと言っても過言ではない。順調さならばパーフェクトランだが、オオエライジンも十分に力を出せる状態で両者とも甲乙付け難い。ここは順調さの強みを評価してパーフェクトランに◎だ。

パーフェクトラン…JRA時は準オープンまで上がったが正直頭打ちな成績の感があり半信半疑で、転入緒戦時もまだ判断に戸惑っていた。だがレースではその戸惑う気持ちをあざ笑うかのような圧倒的な強さを見せた。その後2走も完勝続きなので園田の水が合っているのもあるが、厩舎スタッフの良き仕上げで覚醒した感あり。追い切りでは今回も仕掛けて沈み込む鋭さ十分なフォームで動けており、前走時の好状態をキープしている。オオエライジンは抜け出すと遊ぶ癖があるので直線での追い比べに持ち込めそうで、末脚比べならば同馬に軍配が上がる計算。

オオエライジン…兵庫ゴールドトロフィー、佐賀記念は残念ながらJRA勢の高い壁に阻まれたが、それでも差のない結果だったので十分に力は示した感。今回は一息入って休養明けだが、ひと追い毎に状態は上向いており動ける体勢には仕上がったと判断。相手はパーフェクトラン1頭なので、先行して相手が来るのを待つか、先に仕掛けるかの判断が明暗を分けそうだ。早めに抜け出すと遊ぶ癖があるので抜け出すタイミングが重要だが、鞍上が木村Jならば問題ないだろう。

クールフォーマ…4走前に軽斤量ながら新春賞を勝利したのは記憶に新しく、その当時のデキならば展開次第で上位2頭に迫っても不思議ではなさそう。では肝心のデキはどうなのかというと、3走前と2走前は調整がもの足らず不甲斐ない内容だった。前走は若干上向いていたようで内容もマズマズの2着。この度は更に上向いている感があるので前走以上は期待できそうだ。

エリモアラルマ…兵庫県への転入緒戦は重め残りが影響して伸び切れなかったが、シッカリ乗り込んだ2走目以降は力強い走りで3連勝と能力の高さを示した。今回上位馬2頭は相当な難敵だが、今後重賞戦線で活躍するためには避けては通れない道なので、ここは見せ場以上を作りたいところ。

×サマーパレス…前走は勝ち馬に早めにこられる厳しい展開だったが、道中は楽に主導権を握っていたのでおつりは十分にあった。このテンに行けるスピードこそが同馬の決め脚なので、ここもデキの良さを生かして主導権を握りたいところ。後ろで牽制し合ってくれれば入着はありそうだ。

×レッドゾーン…昨年のこのレースの勝ち馬で、レース内容も当時の現役最強馬アルドラゴンを圧倒する非常に強い勝ちっぷりだった。勝利後は夏場が弱いこともあって成績は下降気味だったが、涼しくなるにつれて状態は着実に上向いていた。だが今年の新春賞前に一頓挫あってからは今ひとつ流れに乗り切れてなく、今回も完全復活には至っていない印象。

おすすめ買い目

馬単 2→8

 

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