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 笠松唯一の2500ｍ戦。遠征馬も５頭いて、距離適性や力の比較に頭を悩ませる。実力的にはタートルベイ、ジャングルスマイルになろうが、地元代表・エイシンフレンチもヒケは取らないはず。前走を度外視して狙いたい。僚馬エイシンブイダンス、高知タンゴノセック・リワードレブロンが虎視眈々。

エイシンフレンチの前走・六甲盃は2400ｍ戦で３分09秒３。上がり３Ｆ63秒０、着差26秒３である。何事かと思われるだろうが、２周目になってレースが終わったと馬が勘違いしたとか。バカつき方でもオルフェーヴルとは対照的だが、これもご愛敬。何事もなかったことをよしとしよう。前走を度外視すればここでも通用する実績であるのはご覧の通り。汚名返上に燃える。

タートルベイは金沢の３連勝からすると南関東では思ったような競馬ができていない。やはり南関東の壁は厚い。が、それでも右回りの長い距離ではしぶとく詰めてきている。今回は勝利を意識した遠征か。初コースや長距離輸送、久々に勝ちにいく競馬をしてどうかという不安もないことはないが、地力は最上位。あっさり克服してしまうかも。

エイシンブイダンスは中央時、芝の長いところを使われていたので距離は大歓迎。今回は意欲的な追い切りをかけてきた。ピリッとしてくる可能性はある。

タンゴノセックは南関東から高知に転じ、しっかりとした地位を確立。距離の長短を問わない活躍を見せている。落ち着いて走ることさえできれば鞍上込みで不気味さが漂う。

リワードレブロンは名古屋大賞典の地方馬最先着。ただ、その評価は分かれるところ。格的にも微妙な面はあるが、伸び盛りの４歳というのが魅力。バテない末脚を生かしてひと泡吹かせたい。

実績的にはジャングルスマイルも上位の存在だが、遠征競馬に一抹の不安。今回は輸送を考慮してか追い切りもかけてこなかった。もちろんそれでも地力で制圧する場面があって不思議ないが、人気するようなら思い切って外してみる手も。