Odds Park 競馬

今回の本命はニシノイーグル。末脚勝負を身上としている同馬だけに、展開の注文は付くタイプだが、４走前辺りまで見られていた最終コーナーで外に膨れるような面は近走は解消されてきており、勝ち切れないものの、内容には着実な良化が窺える。最近は馬場に泣かされる場面も多かったが、今週は久々に良馬場でのレースになりそう。巻き返し期待したい。

コスモピクシーは前走の重賞・福山牝馬特別３着。５走前の中央遠征以降、今ひとつピリッとしなったが、ここに来て漸く復調の兆し。

他ではピンクペガサス、オリオンスターズのＪＲＡ転入緒戦勢。ニシノイーグルが来られる馬場状態ならシンボリブラントも。展開が落ち着けばグッドリーズンの粘り込みも。

ニシノイーグル…前走は降雨の影響で差し馬には不向きな馬場状態に。加えて道中の展開も落ち着いてしまう悪い流れ。勝負どころも大外回される格好になってしまったが、それでも直線はしぶとく詰めきて６着。脚質的に展開次第の感はあるものの、前々走もＪＲＡ交流メンバー相手に時計差無しの２着するなど、確実に力を付けてきているようにも思える。馬場回復が見込める今回なら好機だ。

コスモピクシー…前走の福山牝馬特別は３着だったが、前残り展開の中を直線しぶとく詰めて来た内容に見どころがチラリ。さらに振り返れば２走前も４コーナー出口で前が壁になり、鞍上が進路取りに躊躇する場面がありながらでも勝ち馬とはコンマ４秒差にまとめていた。今回は保利幸作厩舎に転厩しての第２戦目。陣営も前走で感触は掴めたようで、ここは更なる前進も見込めそうだ。

ピンクペガサス…今回転入緒戦だが、ＪＲＡ在籍中３勝の内、自身２勝目はここ園田で上げたモノであり、馬場適性の下地は十分。近走も勝ち星こそないが、１０００万クラスでもそこまで大負けもしていない。理想は先行競馬のようだが、６、７走前の内容を見れば、好位からでもソツなくこなせそうに思える。当日太めさえ残っていなければ、いきなり勝ち負け圏内突入も。

シンボリブラント…近走成績は今ひとつだが、ここ２走に関しては差しの届きづらい馬場状態や、落ち着いた流れと、この馬の持ち味が活かせない展開にもなっている。追い切りの動きからもデキ落ちは感じられないし、持ち時計比較から、今回も力差は無いように感じる。良馬場で一変を期待したくなるタイプだ。

オリオンスターズ…ＪＲＡ５勝の成績もさることながら、昨年８月キーンランドＣは後のスプリンターズＳで１、２着馬を輩出したレースで、そこでコンマ４秒差の６着。能検の動きや馬体を見ると、まだまだ仕上がり途上といった印象だけに今回は控えめ評価も、実績は間違いなく№１だけに軽視もできない。

グッドリーズン…近走、展開に恵まれながらも勝ち切れない面を見ると、さすがに高い評価は上げづらい。しかし、今回も明確な逃げ馬不在だけに、単騎逃げは濃厚。再度粘り込みに一応注意。