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2011年12月15日   ゴールデンジョッキーカップ (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   重賞級の決め手は自己条件戦では断然!リジョウクラウン
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋

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毎年恒例となった2000勝以上の騎手を招待して行われる「ゴールデンジョッキーカップ」。今回は15人の名手達が、計3戦の内、各2戦へ騎乗し、そのトータルポイントで競う。このレースは、その第3戦目「チャンピオンジョッキー賞」。注目はリジョウクラウン。前走の楠賞は5着だが、中間の体調がもうひとつ整わず、直前まで同レースを回避も視野に入っていたほどのデキだった。その状況下で勝ち馬と1秒差なら上々と言えるだろう。今回は調整も前走より順調に行われており、さらに久々の自己条件戦。メンバーレベルの比較からも、ここは断然の存在と言えるだろう。セイルオンザグラスは前走案外も、前々走はB1戦で時計差なしの2着。条件的に煮詰まった感があり、古馬メンバーの中では一番勝ちに近い位置に居る。ペプチドトップガンローランビゴラスも大差なく、展開次第で浮上できる位置に。スタート次第でネオペンドラゴン、上がり時計を要する展開になればニホンピロリッチの圏内突入も十分。

リジョウクラウン…前走は急仕上げでの出走だったが、今回は調整も順調。自己条件戦は混合戦になって初めての出走だが、8月の兵庫サマークイーン賞3着や、前々走の兵庫クイーンカップ5着など、牝馬限定戦ながらオープン馬とそれなりにやれてきている実績から考えても、今回は非常に有利と言える条件。加えて今年の3歳馬は混合自己条件緒戦から高確率で好勝負をしており、そのデータも同馬を後押し。久々の勝利へ視界良好だ。

セイルオンザグラス…前走は好位からレースを進めるも、いつもの反応が見られず失速。ただ、このレースは前半の先行争いや、向正面からのペースアップも早く、差し~追い込み馬有利の流れだっただけに、展開に泣かされたとも考えられる。B1昇級後も、崩れたのはその前走と、久々に使った1400m戦のみで、それ以外は常に小差のレース。現級最有力と言える存在だ。

ペプチドトップガン…あと一歩詰めの甘い印象ではあるが、自己条件戦に限れば崩れも少なく、堅実な走りを見せている。自在性のある脚質も、今回みたいな混戦が予想されるレースでは非常に強い武器に成り得るだろう。今回はいつも付けているブリンカーを外して挑むとの話。これが良い方に出れば一発も。

ローランビゴラス…今回のB1馬との混合戦では一見分が悪いようにも感じるが、元を辿ればA2戦でも勝利した実績のあり、加えて前々走負けたスマイルビクトリーが後にB1戦でもアッサリ勝利。その馬を物差しにして考えても、このメンバーなら差は感じられないし、むしろ斤量面で却って恵まれた印象。

ネオペンドラゴン…スタートがどうしても遅れてしまうのが難点だが、それでもB1戦では毎回小差のレースを続けている。今回は初距離だが、スタートしてから最初のコーナーまでが長い1870m戦だけに、出脚の遅い同馬には、むしろプラスに向きそうな気がする。ゴール前の強襲に要注意だ。

ニホンピロリッチ…近走はそれほど目立ってはいないが、元々は一つ上のA2で勝利や、重賞で5着など、実績的には十分主役を張れるほどの存在。勝負どころの反応がズブく、そこで置かれてダラダラ流れ込むパターンが近走多い。いかに置かれず3~4コーナーを辛抱できるかがポイントだろう。

おすすめ買い目

馬単 10→8 8→10 10→6 6→10 10→7 7→10 10→4 10→5 8→6 6→8

 

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