Odds Park 競馬

北國王冠でクビ差の死闘を演じたジャングルスマイルとナムラダイキチの再戦になるだろう。２頭の力は今の金沢で抜けている。枠順や乗り役は変わったが、斤量差は同じで共に好仕上がり。甲乙付け難く、最後は展開次第。３着候補は叩き上積み大のヒカルマンテンボシ、北國王冠３着のサーストンヴィンス、４着のマーベラスキングら。

◎は⑫ジャングルスマイル。北國王冠では②ナムラダイキチに終始マークされ、直線ではハナ面を合わせるところまで並ばれたが、それでも最後はクビ差振り切った。斤量的に不利だったことも踏まえれば、現時点での力はこちらが上と見ていいのでは。不安材料を探すなら、気を抜くような面があることで、主戦の吉原騎手に言わせても｢ベストは前に出て後ろから突かれる展開｣。大外枠だから前回のような簡単にハナは切れないだろうし、如何に自分の競馬に持ち込めるかだ。力さえ出し切れれば、連勝。

○は②ナムラダイキチ。相手は⑫ジャングルスマイル１頭と言ってよく、北國王冠でのクビ差をどう逆転するかが焦点。両馬共に仕上がりに大きな差はなく、北國王冠との違いは枠とジョッキー。中川騎手に代わってコンビを努める畑中騎手は前回一組を危なげなく勝っており、この点はまずは心配なさそう。カギになるのは枠で、普通に出れば前回とは逆にこちらが逃げる形になる。常に先手を取る形で運び、⑫ジャングルに力を発揮させないようなことができれば、その時は逆転。

３番手は⑩ヒカルマンテンボシ。前走は３ヶ月の休み明けだったが、サウンドウェーブら好メンバー相手に２着。中央１０００万下で上位争いの能力は示した。実績的に距離延長は問題ないし、叩いた上積みも大。前進を期待できる。

４番手は③マーベラスキング。距離に対応できた北國王冠４着からも今季の充実振りは本物。②ナムラや⑫ジャングルとの差は否めないところだが、展開不問で堅実。状態も良い。大崩れなさそうで３着候補。

５番手は①サーストンヴィンス。夏場までは３歳下級馬だったが、馬体・気性が成長してサラブレッド大賞典２着、北國王冠３着と充実一途。Ｂ級だが平場の前走も圧勝だった。勢いに注目。