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ジャングルスマイルとナムラダイキチの対決が見もの。両者の対決はここまで１勝１敗だが、距離やデキに不満がない今回が本当の意味での力比べ。これまでの実績を尊重して◎はジャングルスマイルの方だが、どのみちこの「２強」で決まる公算が大。馬券的な興味は３着争いで、重賞勝ち・距離実績のあるナムラアンカー、ゴールデンミションを候補に推す。

◎は⑤ジャングルスマイル。例年以上のレベルとなった今年の白山大賞典(昨年の勝ち馬パワーストラグルですら５着だった)で勝ちに行って４着。地元のエースとして十分に力は見せたし、衰えどころか進化を続ける金沢の絶対的な王者だ。前々走のオータムＳＣでは⑥ナムラダイキチに８馬身千切られるというまさかの完敗だったが、これは手緩い仕上げで臨んだのが敗因。その後の白山でのパフォーマンスが本来の力だし、今回はビッシリ追い切り満足のゆく仕上げ。２６００ｍは初だが、２３００ｍでは①②①着としているから何の問題もないだろう。王座は譲れない。

○は⑥ナムラダイキチ。中央ダート２勝馬として今春に中央から移籍してきて、ここまで８戦６勝。当初は能力だけで走っていた感じだが、使うたびにトモや馬体の感触がアップ。目下重賞３勝を含む５連勝中、前々走のオータムＳＣでは⑤ジャングルを破り１４００ｍのレコードも更新と、その成長力には驚かされるばかりだ。中央の２勝が１８００ｍ、当地でも長く脚を使う持久力に優る走りだから、２６００ｍを苦にするとは思えない。中間は２本追い切るいつも通りの調整、若干太目だった前走から絞れてくれば尚良しで、力を出し切れる態勢。最強の３歳馬として王者に挑む。

▲は⑩ナムラアンカー。昨年の３歳チャンプで、驚異の好時計で圧勝したサラ大賞典や、ダービーグランプリ２着、ジャングルスマイルを破って制したスプリングＣなど、⑤⑥に次ぐ実績。前走も差し返して勝ったように非常に渋太い馬で、この距離で持ち味が活きることは請け合い。双璧に迫るのは難しいと思うが、３着争いは譲れない。

△は④ゴールデンミション。往年の勢いは見られないが、例年涼しくなって調子を上げてくる馬で、近戦はこの馬らしい渋太さが見られるように。一昨年の中日杯の覇者で、このレースも３年連続出走と(④④着)と距離経験の豊富さは見逃せない。３着なら争える。