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中心は満場一致でナムラダイキチだろう。２走前には当地王者ジャングルスマイルを始め他地区のオープン馬らを８馬身千切ってレコード勝ち、それが地元の３歳戦に出るのだから格が違いすぎる。一般入りしてＢ１級勝ちのエムザックハーツ、地方転入後は６戦５勝と底を見せていないタツフレンチらが相手候補だ。

◎は⑥ナムラダイキチ。８月のＭＲＯ金賞と前々走のオータムスプリントカップの重賞２勝。特にオータムＳＣの方は王者ジャングルスマイル(後に白山大賞典で４着)らを千切ってレコードまで更新するというもの。前走のＡ２も好調な古馬が揃っていたが、それらを完全に子ども扱いして好時計勝ち。それが地元馬の３歳戦を走るのだから圧倒的な存在だ。中央２勝はダート１８００ｍだから距離は何ら不安ないし、中間も２本追い切る念の入れよう。先行タイプで展開の心配もない。単不動と見ていい。

○は④エムザックハーツ。５月の北日本新聞杯の覇者で、９月に一般入り後はＢ２～Ｂ１で②③①着の走り。この世代では⑥ナムラに次ぐ存在だ。２走前に敗れた相手に前走では完勝したように、中央遠征をした経緯から落とした調子もだいぶ戻った。ラチ沿いの走りが良い馬だから内目の枠が引けたことは良いし、差してくるタイプだから⑥ナムラが強い競馬をすることで展開の利もありそう。次位争いの筆頭。

▲は⑧タツフレンチ。仕上がりや距離がどうかといった面があった転入初戦だったが、渋太い走りで１着。東海時に５連勝した実績通り、なかなか能力が高い。渋太かった前走の感じなら１９００ｍも問題はなく、今回は休み明けを１度叩いて格好にもなる。加えて鞍上には東海時の主戦である岡部誠騎手を配し、抜かりはない態勢。⑥ナムラには一目置くとしても、僚馬④よりも前に来る可能性は十分だ。

△は②サーストンヴィンス。前走では３歳Ａ一で⑧タツフレンチと接戦の２着、来た時はそう目立つ存在でもなかったが、気性と馬体が成長して最近の充実振りは目覚しいものがある。ジリジリとした走りだから１９００も苦にはしないだろう。２～３着ぐらいなら十分に可能性がある。

注は⑪ナムラバンケット。転入初戦の前走は中団から伸び切れず３着、あれだけ見るとここでは厳しいが、走法や気性から明らかに長距離タイプの馬。中央時には３着がある馬で、力さえ出し切れれば。