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2011年8月31日 園田チャレンジカップ (園田競馬) ツイート
園田競馬 第10レース フィオーレハーバーが意地を見せる!
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋
JRAマイルチャンピオンシップ(GⅠ)トライアル地区代表馬選定競走として行われる今回の一戦。ここでの最注目馬はフィオーレハーバー。昨年のクラシック戦線を牽引した同馬。これまで重賞3勝と実績面もメンバー随一だ。5走前のA2戦を勝利して以来、勝ち星から遠ざかってはいるが、苦手な不良馬場でのレースだったり、スタートで躓いてしまったりと、近走の敗因は明白。今度こその期待が掛かる。そのフィオーレハーバーを前走負かしたのがサワノファイン。展開がうまくハマった感はあったものの、馬群を抜けてくる脚はかなり鋭いモノだった。今の勢いなら連勝も十分。A2馬ながらレチタティーヴォも決め手ならヒケは取らない。前走は仕掛けてからの反応に若干のモタつきは見せたものの、エンジンが掛かってからの伸びは非常に良かった。他では、前走スムーズさを欠いたトップオブザロック、叩き2走目の上積みが期待できそうなリジョウクラウン。他地区遠征馬ではフジノアサハタ。
フィオーレハーバー…前走は、前半先行馬が飛ばして行く速い流れの中を、向正面から早めに捲って行くかなり強引な形だったが、それでもコンマ1秒差の2着。使えた脚の幅を考えても、一番強い競馬をしていたのはこの馬だろう。近走はスタートで遅れてしまい、流れにうまく乗れていない状況。その点を考慮して、陣営も今回は調整を工夫したようだ。「最近は何故かスタートで躓いてしまうので、今回は軽めを入念に乗る調整方法で、トモに疲れが出ないように仕上げてみた」と盛本師談。
サワノファイン…前走は好位のインからレースを進めると、道中ライバル達が済し崩しに脚を使っていく中、3コーナーまでジックリ仕掛けをガマン。4コーナーでスパートしてから一気にトップギアに入れると、先に抜け出したフィオーレハーバーをゴール前でキッチリ捕らえ切った。道中の位置取りや仕掛けのタイミングがうまくハマった感はあるにせよ、近走の1400m戦では大きく崩れておらず、3走前のJRA交流戦でも勝ち馬とコンマ1秒差の3着と実力を証明している。逆転も視野に入れておきたい。
レチタティーヴォ…A2条件馬だけに、確かに重賞の舞台ではどうかという思いも過ぎる。ただ、前走も負けはしたものの、後半の伸びは目立っていたし、3走前の勝ち馬トップオブザロックを物差しに考えれば、今回のメンバーでも力差はないように思える。陣営の話では、最近は体が太めに出る傾向にあるとの事。鞍上の川原騎手からも、その点を指摘されたようで、今回は絞り込みに専念。当日馬体減となっておれば更なる前進が見られそうだ。
トップオブザロック…3連勝を飾って以降がもうひとつピリッとしていない。前走も馬体に作りにやや緩さが出て来ているように感じられたし、暑さが堪えてきているのかもしれない。ただ、その前走に関しては前半から馬群に包まれてしまい、スムーズさを欠いた点も確かにあった。大きな上積みとなるとどうかだが、スムーズな運びが出来れば、まだ詰められる余地はありそうだ。
リジョウクラウン…前走のサマークイーンカップは道中のペースアップがかなり遅い展開で、いつもより馬群から離されず追走できた事が大きかったように思える。ただ、久々だった事を考えれば上々の内容とも考えられるし、馬体は前走時よりも良化しているように感じる。軽ハンデを活かして圏内突入か?
フジノアサハタ…今回の遠征馬ナンバーワンは間違いなくこの馬だろう。前走の笠松・くろゆり賞での勝利が自身初めての重賞制覇となったわけだが、直線の弾け具合は非常に目を引くモノで、初めての勝利が嘘かのような好内容だった。ただ、この一戦は地元重賞常連メンバーが殆ど出走しておらず、相手に恵まれていた感も。軽視できる存在でない事は確かなんだが、突抜までとなると果たしてどうか。
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