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23日のメインレースはＢ２級による芝短距離特別「姫神賞」（芝１０００ｍ）。前走６着とはいえ、トップとは0.2秒に粘り込み、改めてスピードを見せつけたナイトストーカーズを中心に据える。昨年のこのレースで僅差の２着ディーエスファジー、芝は縦横無尽リュウノヒーローが逆転候補と見たが、好枠引き当てたアルディ、ＦＭ岩手杯出走組のリキアイタイリン、バトルドミナも怖い存在だ。

ナイトストーカーズ前走のＦＭ岩手杯ではゴール前の混戦で６着となったが、勝ったビュレットライナーとは0.2秒差と僅かな差に粘り込んだし、スタートして先手を奪うなど、芝でもスピードが発揮できることを証明した。コース２戦目なら、押し切る可能性大。

　ディーエスファジー…前々走の芝１６００ｍ戦で直線伸び切れず５着に甘んじ、ピリッとしない印象。ダートの前走でも10着に大敗するなど、調子の面で不安がありそう。それでも、昨年の姫神賞で勝ったビュレットライナーに３／４馬身差の２着まで迫っており、芝の短距離は適正十分。変わり身に期待する。

　リュウノヒーロー…今季初の芝は56㎏の斤量にもかかわらず先行してクビ差にまで詰め寄る力走。２戦目の前々走は鋭い末脚を見せて快勝と縦横無尽。１０００ｍも２歳時に３戦して最高着は４着だが、トップとは0.2秒差に健闘しており対応は十分可能。不利な外枠発走をうまくさばければ十分勝ち負けに持ち込める。

　アルディ…暑さに弱いタイプで毎年夏には勢いが鈍る傾向だが、今年は順調さが目立っていて現時点では調子落ちは見られない。ここは距離が短すぎる印象だが、好枠の１番枠を引き当て、うまく先頭集団に取り付くことができればあるいは。

　リキアイタイリン…前走のＦＭ岩手杯が９着と一見すると振るわずの印象だが、上がり３ハロン35秒７の脚で一気に浮上し、トップとは0.3秒差まで詰め寄った。ここは前走よりもひとつ下のクラスＢ２級特別、巻き返して当然だ。

　バトルドミナ…前々走、前走と芝で不甲斐無い内容が続いているが、ダートとはいえ、１０００ｍ特別だったジューンカップで３着に粘り込んでおり、短距離適性はありそう。踏ん張りに期待したい。