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2011年7月13日   ジャパンダートダービー (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   大観衆を酔わすグレープブランデー
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

ooi22.jpg【中央所属馬の評価】

 デビュー以来連対パーフェクトの通算【3-4-0-0】のグレープブランデー。前走のユニコーンステークスも最後は勝ち馬を凌いでいたあたり36秒4。距離延びていい馬であることは、戦歴から間違いない。初コース、初ナイターをいかにこなすかがカギになるだろう。

 ボレアスはデビューから8戦中7戦がダート。そのダートは【2-3-1-1】で、着外は4着1回という安定株。グレープブランデーとはいぶき賞で接戦を演じ、ユニコーンステークスでも0.3秒差3着。能力的にはほぼ互角とみていい。ただ、ユニコーンステークスでレース後に鼻出血が判明し、出走停止明け。その影響が気になるところ。

 タガノロックオンはダート2戦2勝。特に前走阪神1800mの時計1分49秒5が光る。昨年のジャパンカップダートでトランセンドが1分48秒9だから、馬場差を差し引いても優秀な時計だ。逃げか差しか、そのあたり注意したいところ。

 カネマサコンコルドは走り頃だ。2歳時は北海道2歳優駿に勝ち、兵庫ジュニアグランプリは2着と、力は認めるところ。全日本2歳優駿は出遅れて終了。2走前は久々と転入初戦。2度叩かれて上向けば。

 関東オークス2着馬ピュアオパールは恵まれた展開だったことは確か。時計は平凡で飛びつくと危険な中央馬か。牡馬相手に初コースと課題が多い。

 エーシンブランはデビュー2連勝の馬で、兵庫チャンピオンシップも快勝している。前走ユニコーンステークスは大外枠で展開も辛かったが、今回もまた外枠。実績はあるのだし、うまく立ち回ればチャンスはある。

【地方所属馬の評価】

 2冠牝馬クラーベセクレタは、20年振りの牝馬による東京ダービー制覇ではあったが、正直勝ち時計は平凡。勝ちっぷりも羽田盃に比べればあまり余裕が感じられなかった。中央の牡馬相手で果たして。

 羽田盃3着、東京ダービー2着と距離延びてレース振りも良くなってきたヴェガスは、混戦向きのタイプ。追って渋太い馬でひとつでも上の着順を。

 キスミープリンスの東京ダービーは、脚を余した格好に。鋭い決め手はないが、鞍上共々追って渋太いだけに、スムーズなレースが出来れば掲示板も。

 他地区組では岩手8戦7勝のベストマイヒーローだが、前走も楽な内容でまだ底を見せていない。ただ、時計からも昨年のロックハンドスター並か。

 東海勢ではダービー馬アムロよりもミサキティンバーに方に魅力を感じる。いささか不器用さは感じるが、開き直って直線勝負なら。

 以下は着が目標。マニエリスムは基本的にマイラーだろう。牡馬相手もクラベーセクレタほどの逞しさは感じられない。ジャクソンライヒはうまく逃げられてもどこまで。ブラックサンダーも、まずは経験を積んでから。

 岩手のスパルタンの前走4馬身差は決定的な差だろう。アムロの東海ダービーは、人気薄故の思い切った先行策がはまった感じで。

【解説者の予想】

 ユニコーンステークスでは2着に敗れたグレープブランデーだが、マイル適性の差で敗れた印象。2000mなら脚を余すこともないだろう。ディープインパクト産駒のボレアスは鼻出血明けは気になるが、前2走の成績はグレープブランデーにヒケはとらない。完調なら逆転候補。クラーベセクレタは地の利でどこまで対抗できるか。転入後の快進撃は偉業に相応しいが、前記2頭は強い。

 不気味なのはダート2戦2勝のタガノロックオン。前走の時計は優秀で相手なりに動けるタイプ。軽視できない。東京ダービー2・3着馬のヴェガス、キスミープリンスはともに不完全燃焼のレースだった。スムーズなら一角崩しも。変わり身があればカネマサコンコルドが今回のダークホース。

グレープブランデー
ボレアス
クラーベセクレタ
タガノロックオン
キスミープリンス
ヴェガス
カネマサコンコルド


おすすめ買い目

馬単 11→9 9→11 11→6 6→11 11→7 7→11 9→6 6→9 11→8 11→10

 

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