おすすめ注目レース
2011年5月23日 西日本グランプリ (福山競馬) ツイート
福山競馬 第8レース 独走連覇へ揺るぎなし!!ヒシウォーシイ
福山エース・樋本輝明

2250のレコードを塗り替えた昨年の覇者ヒシウォーシイの独壇場だ。3歳時の東海ダービーを含め、全重賞Vが実に12回を数える天才ランナーに死角なし。クラマテングの逃げを徹底マークで三分三厘から鬼脚決着が濃厚だ。2着争いは横一線で大混戦だ。その筆頭は地元シルクウィザード。名古屋で2度の重賞挑戦は力負けに終わったが、1400でレースが忙しすぎたことも敗因。ゆったり行ける2250の競馬でパワー発揮か。狙い目だ。笠松エーシンエヴァンが穴候補。馬体センスにあふれ、2月のマイル争覇では窮屈な流れから終い切れに切れた。長距離向きだし、輸送もお手のもの。好配はここだろう。他では転入2戦の破壊力が好印象だったヒルノラディアン、園田グランプリサクセスも連争いが有望。
《レースはこうなる》
アドバンテージを取るのはもちろん地元クラマテング。そのクラマテングをターゲットにヒシウォーシイ、シルクウィザードが2,3番手の絶好位をがっちりキープ。中団グループはヒルノラディアン、トウホクビジン、フジノアリオンとごった返し、エーシンエヴァン以下、グランプリサクセス、イシノゼフィルスもスローの流れで離されずに追走か。ナリタブラックが最後尾からでスタートから1周目向正まではゆったりとしたペースか。流れが忙しくなるのは2周目のスタンドにさしかかってから。クラマテングの逃げに外からヒシウォーシイが急接近。一気にペースアップし、ヒシウォーシイが一気に抜け出し、独走決着か。
◎ヒシウォーシイ 2250のレコードを塗り替えた昨年の覇者であり、3歳時の東海ダービーを含め、全重賞勝ちが実に12回。短距離の申し子キングスゾーンに対し、こちらは破壊力とスタミナで東海地区を背負って立つ無敵のチャンピオンホースだ。ターゲットは2年連続レコードV!!独走連覇へカウントダウンだ。
○シルクウィザード 福山3連勝で東海桜花賞へ果敢に挑み、一瞬アワヤの見せ場。神経が図太く、名古屋の2戦は追走に忙しすぎた1400の競馬で不完全燃焼のパターン。地元戦では土つかずだし、ゆったりと行ける2250のスタミナ戦で爆発的なパワーが全開か。次位最有力だ。
▲エーシンエヴァン 4走前のマイル争覇でアワヤ2着というきわどい追い込み。しぶといレース巧者としてダートグレードでもその名をはせる笠松の名脇役だ。距離の長短を問わない柔軟性があり、とにかくバテ知らずのしぶといレース巧者。笠松のスラッガー、花本正三がミラクル挑戦。
△ヒルノラディアン 転入2戦が牝馬二強ムツミマーベラス、ビービーバイラ相手に3、4馬身のパワフルな圧勝劇。ワンパンチに威力があり、自在に動けるクレバーさも魅力大。体つきがスリムで長丁場の対応力に一抹の不安も、底をみせない競走センスに食指。最大惑星か。
×グランプリサクセス 園田転入から3戦目でモエレトレジャーをネジ伏せ、兵庫大賞典でも3番人気の支持を受けたほど実力派。結果完敗でも長い脚を平均して使える脚質は明らかに2250向き。前が忙しくなれば突っ込みの可能性を残している。
トウホクビジン ご記憶のファンも多いと思われるが、3歳時の若草賞で独走女王に輝いた笠松の赤い稲妻。地方の牝馬路線で一線級ランナーとして活躍する強者だ。タフネスで勝負強い、紅一点が勝負強さで上位へ肉薄。
ナリタブラック 高知所属のランナーとして瀬戸内凱旋。馬場の広い高知でいきなり圧勝も、メンバーに恵まれたという印象。かつての大賞典馬で距離は歓迎だが、9歳で峠を越した印象が強い。あくまで入着ラインに落ち着くか…。
イシノゼフィルス 佐賀転入の5戦で勝ち星なし。無難にまとめるタイプで安定力は十分だが、強烈パンチに欠ける印象だ。追ってバテない脚があり、極端に崩れるタイプではなさそうだが…。
クラマテング 桜花賞3連覇の金字塔を打ち立てた瀬戸内の名ステイヤー。ただひたすら逃げまくる覚悟でストップ・ザ・ヒシウォーシイに立ちはだかる覚悟だが、ヒシウォーシイの存在を考えると超スローの逃げは…。厳しいペースにどこまで耐えられるか。
フジノアリオン 体の傷みが取れて最悪の状態からは脱したが、まだ全体的に活力不足というイメージ抜け切っていない。スタミナ派で距離は歓迎だが、状態が伴わない現状ではレースへ行っての息遣いが懸念材料。メンバー構成からも苦戦は覚悟か。
《きゅう舎最新パトロール》
↑ヒシウォーシイ《川西師》 輸送を考慮して余裕を持たせた仕上げ方だが、追い切りの反応はなかなか。昨年の覇者として期待にこたえたい。
→トウホクビジン《山中師》 出来順調で、3歳時に福山で勝った実績もある。地方馬同士なら展開が向けば上位争いも可能なはず。差はない。
→グランプリサクセス《小牧師》 出来は悪くないし、距離延長も歓迎材料。メンバーは揃っているが、外々マークのスムーズな競馬なら…。
↑シルクウィザード《渡辺師》 図太いのでタイプ的に2250は合うはず。遠征疲れもなく、早め好位からいい勝負になると思っている。
→エーシンエヴァン《伊藤強師》 追い切り見る限りではこの馬なりの出来はキープできている。距離は問題ないし、福山の馬場も2走目で上位争いだ。
→ナリタブラック《雑賀正師》この中間も順調な仕上がり。時に迫力が加わって前走以上の出来だ。力関係がどうかだが、長距離派で2250は歓迎。
→イシノゼフィルス《真島師》 出来は前回並み。久しぶりの輸送競馬だし、全国トップクラスが揃った。掲示板をめざしてがんばるだけ。
→クラマテング《嬉騎手》 引き続き出来に安定感。長丁場にも強く、スムーズに立ち回れば速さで善戦は十分見込める。要はペースひとつ。
→フジノアリオン《岡崎騎手》 馬自体は上げ潮だが、全国レベルの馬が相手では…。あくまでオリンピック精神で望むしかないが…。
↑ヒルノラディアン《那俄性師》 馬に柔らか味が出て一段と充実。あとは他地区との力関係がすべてだが、未知の魅力は十分で通用してもいい。
《調教タイムと状態》
①ヒシウォーシイ ●●● ↑■
前重 阪野学 509 380 255 123 強め
12不 岡部誠 541 403*269*122 馬なり
19良 岡部誠 *521*394*268*122 強め
※悠然と周回する姿が印象的で迫力
がきわだつ。連覇へ向け、盤石だ。
②シルクウィザード ◎○○ →
前不 野田 568 413 271 122 直強め
20良 野田 596 428 283*124 馬なり
※遠征の疲れがあるのか、今季は全
体的に体が淋しい。出来一応も…。
③イシノゼフィルス ◎◎○ →
前良 真島正 534 397 266 131 馬なり
14良 真島正 内回 336 146 楽 走
14良 真島正 内回 488 335 153 楽 走
※さほど上積みは感じないが、雰囲
気よく入念な乗り込み。出来順調。
④クラマテング ◎◎◎ →
前稍 嬉 516 383 257 114 叩一杯
20良 嬉 *520*380*257*115 一杯
※引き続き気合がほとばしり、動き
に活力を感じる。好仕上がり誇示。
⑤ヒルノラディアン ◎◎○ →
前稍 松井 586 430 286 129 馬なり
20良 松井 572 415 275*125 馬なり
※体はスリームだが、全体的なバラ
ンスは十分。迫力の動きで好調子。
⑥フジノアリオン ○○◎ →
前稍 岡崎 528 385 256 112 叩一杯
19良 嬉 321 146 馬なり
20良 岡崎 *529*386*256*117 一杯
※一時のスランプからは脱したが、
好調時の覇気が…。まだ良化途上。
⑦エーシンエヴァン ◎◎◎ →
前不 森島貴 536 388 252 121 直一杯
19良 森島貴 *537*388*251*121 一杯
※毛づやは悪くないし、身のこなし
もスムーズ。いい意味で平行線だ。
⑧ナリタブラック ○○○ →
前重 永森大 397 259 --- 直一杯
18良 永森大 463 302 146 馬なり
20良 永森大 547*399*261*123 叩一杯
※高知初戦の頭の高さが矯正され、
前走時を凌ぐ迫力。本格始動だ。
⑨グランプリサクセス ◎◎◎ ↑
前重 松浦聡 514 381 258 --- 馬なり
18良 松浦聡 *521*386*258 --- 強め
※元気があって、気合乗りもいい。
出来がよさそうだし、力は出せる。
⑩トウホクビジン ●◎◎ ↑
前 2連斗のため入念
19良 吉井友 541*390*256*125 馬なり
※サッと流し、動きは軽快そのもの。
歩様に硬さもなく、仕上がり上々。
おすすめ買い目
※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。