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岩手競馬開幕２日目のメインレースは岩手ダービー・ダイヤモンドカップのトライアル、特別｢七時雨賞｣（３歳、ダート１８００ｍ）。ダート負けなしのベストマイヒーローが万を辞して登場。同じく期待馬シーグランディも決して引けは取らずこの２頭の対決が見もの。トーホクスピリットとグランプリボーイは押さえに。

ベストマイヒーロー…デビュー以来６戦５勝。土がついたのは間隔が開いて望んだ芝重賞・ジュニアグランプリの２着のみ。このときは入れ込みすぎて折り合いを欠いたのが敗因。その後の若駒賞、南部駒賞、金杯と続けて完勝し、名実ともに岩手の顔となった。この休養期間もしっかりと調整されていて着実に力を増しているとのこと。ダート戦では頭ひとつ抜けた存在といえよう。ひと冬越した成長に注目。

シーグランディ…１月、２月と中央へ遠征しともに大敗となったが、これは展開が合わなかったのが要因のようだ。どちらかといえば、芝向きといえるが、寒菊賞で危なげない走りで快勝するなど、徐々にダートもこなせるようになってきた。実力はベストマイヒーローに引けを取らない存在。

トーホクスピリット…昨終盤は降雪の影響で調整がうまくいかなかったが、それでも寒菊賞で４着、金杯で３着に食い込めたのは潜在能力の成せる業といえよう。今回は休養明けとはいえ、しっかりと調教ができており、更なる上昇が期待できそうだ。

グランプリボーイ…デビューから８戦して掲示板を外したことがなく、素質の高い馬であることは間違いない。ただ、攻め馬が軽くなかなかピッチが上がってこないのは気がかり。