おすすめ注目レース
2011年5月 8日 エメラルドオープン (福山競馬) ツイート
福山競馬 第10レース 乱ペースでフジノアリオン狙い撃ち
福山エース・樋本輝明
常識的には桜花賞で3連覇を成し遂げたクラマテングを主役に推すのが妥当だろうが、今回はトップハンデの58㌔を背負わされての1250という忙しい競馬。同型も多彩で実績ほどの信頼は置きづらいのが本音。狙い撃ちするなら体の傷みが完全に癒えて本格始動のフジノアリオンだ。ステイヤー派で速い流れの1250はマイナスだが、乱ペース必至のメンバー構成。中団に構え、バテない脚で混戦にピリオドか。狙い目だ。速さ勝負に自信のシルクプラチナムがダークホース的な存在。東海桜花賞でもハナを制したほどだし、スピードに任せて1250をひとっ飛びか。もちろん勝ち負け当確。他では乱ペースの流れでユーガットテーストの突っ込みも十分考えたくなる一戦。コロネットも距離的に有望だが、今回は同型多彩でペース的に微妙な立場。
《展開予想》
ハイペース
先行__①③⑧
好位__⑤④
中団__⑦⑨
後方__②⑥
《レースはこうなる》
絶好枠を引き当てたクラマテング。③番枠に強力同型シルクプラチナムがいて包まれたくないクラマテングだけに、嬉騎手が出ムチを叩いてでも逃げる算段か。しかし、シルクプラチナムも速さは抜群。仮に逃げられなかったとしてもクラマに食らいつき、オーバーペースを演出しそうだ。好位に構えるのはコロネット、ゼットカークで前の小競り合いが続きそうなムード。中団にタイガーコール、フジノアリオン、バーディラッシュあたりが追走し、ミラクルタイザン、ユーガットテーストは後方から機をうかがう作戦。逃げに逃げるクラマテングだが、シルクプラチナムの徹底マークに脚が上がる可能性があり、クラマをマークするシルクも勝負どころから失速の危険性も。前がバッタリ止まるケースが考えられ、流れはフジノアリオンか。いずれにしても逃げるクラマテングにシルクプラチナムがどう絡んで行くのか、前2頭の出方がポイントを握る一戦だ。
◎フジノアリオン体の傷みが完全に抜けてかつての精気を取り戻してきた。タイプ的にスタミナ派で1250の忙しい競馬は不向きだが、前が忙しくなりそうな今回の顔ぶれ。中団に構えてバテない脚で大ドンデン返しのムードが立ちこめている。狙い撃ちの手だろう。
○クラマテング桜花賞が体調不安説を吹き飛ばしての輝く3連覇。次なるターゲットは2週間後に行われる西日本グランプリで今回はローテーション上でのひと叩き的な含みのある一戦だが、絶対スピードで福山最強を誇示か。58㌔のトップハンデでもV候補に推せる。
▲シルクプラチナム東海桜花賞でも逃げに転じて3角まで見せ場たっぷりのレース。父がサクラバクシンオーで短距離の血だし、あるいは一気逃げで1250を突っ走るか。豊かなスピードセンスで押しまくる覚悟。勝ち切るチャンスは十分にありそうだ。
△ユーガットテースト1年前のオッズパーク選定競走(1250㍍)でしんがり待機から直線矢のような切れでウォーターオーレを差し切った実績。前の忙しい流れに乗じての突っ込みがあっても驚けない一戦か。軽く扱えないカミソリパンチャーだ。穴候補。
×コロネット根っからのスプリント派で1250㍍はマイル以上に大歓迎か。過去2度の1250はいずれもスタートのタイミングが合わず、不完全燃焼のパターン。ゲートが素早くなり、昨今は周藤騎手とのコンビネーションも抜群。惑星以上の評価はほしい。
ゼットカーク折り合いに難があり、短距離でこそのスピードランナー。1250は望むところだが、今回は同型多彩で窮屈な流れ。展開が…。
ミラクルタイザンもともと冬場に弱く、春先から秋口にかけて好走のタイプ。気ムラな性格だが、ソロソロ大駆けの怖さが…。穴ムード。
バーディラッシュさすがにこのメンバーだとスタートから息の抜けない流れに苦しむか。ペースに苦しみそうで苦戦は覚悟か。
ライトオブマリア格上挑戦で速さ負け、迫力負けの不安。この中間も歩様がぎこちなく映るし、能力的に劣勢はぬぐえない。
タイガーコール位置取りさえままならないA級相手で条件面が厳しすぎるという印象。あくまでオリンピック精神だろう。
《メインの勝ち馬を探せ!!きゅう舎直前情報》
→フジノアリオン《岡崎騎手》体調がかなり上向きだが、いまは出脚が鈍いので速さ勝負の1250はマイナス要因。どこまで太刀打ちできるか、距離的に微妙な立場なので…。
↑クラマテング《嬉騎手》桜花賞ほどの出来じゃないし、1250の忙しい競馬も不向きのタイプ。まして斤量もトップハンデの58㌔。実力は文句なしだが、今回ばかりは自信が持てない。
↑シルクプラチナム《三村騎手》この中間も安定した出来をキープ。距離も短い方がいいし、スピードセンスは抜群。あとは流れがカギだが、可能性があってもいいと思っている。
→ユーガットテースト《徳本師》引き続き馬体のハリは良好。ペースが忙しくなる1250で台頭余地もある。
↑コロネット《周藤騎手》出来はいい意味の平行線で力は出せる態勢。昨今はスタートが速いし、タイプ的に1250も合いそう。あとはメンバー的な力関係だけ。
→ゼットカーク《高本友師》この馬なりの出来をキープも、オープンではペースが厳しい。強気には…。
→ミラクルタイザン《藤本騎手》暖かくなれば動きそうなタイプだが、メンバーが揃った。能力的に微妙。
→バーディラッシュ《松本師》体調はいいが、いきなり最強クラス格付けのハンデ。力関係でどうなのか。
→ライトオブマリア《嬉騎手》いまは状態面が不透明。メンバーも骨っぽいし、追走に泣かされそうで…。
→タイガーコール《黒川師》真面目に走らないし、格上挑戦ではあまりにもここでは荷が重すぎて…。
《調教タイムと仕上がり状態》
①クラマテング ◎◎◎ ↑
前良 嬉 526 390 267 124 叩一杯
1不 嬉 549 404 273*125 馬なり
3稍 嬉 472 322 149 馬なり
5稍 嬉 *516*383*257*114 叩一杯
※ハードに乗り込み、気迫のこもった動きが好印象。ムードは上々だ。
②ミラクルタイザン ○◎◎ →
前良 藤本 478 314 142 馬なり
4稍 藤本 149 馬なり
5稍 藤本 574 421 280*125 叩一杯
※元気があって体調良好。暖かい時期になって出来が上昇線に映る。
③シルクプラチナム ◎◎○ →
前2連斗のため入念
5稍 三村 591 406*263*116 直強め
※スピード感はあるが、内へササリ気味の攻め。良化度はスローで…。
④フジノアリオン ○◎◎ ↑■
前良 嬉 531 375 250 115 併叩一
1不 嬉 309 130 馬なり
5稍 岡崎 *528*385*256*112 叩一杯
※桜花賞あたりからじわじわと上げ潮。前走よりも馬体、動き上昇だ。
⑤ゼットカーク ◎○○ →
前良 渡辺博 556 404 268 129 馬なり
4稍 渡辺博 461 302 149 馬なり
5稍 渡辺博 562 411 274*121 馬なり
※例によって掛かり気味の攻め。スムーズさを欠き、ピリッとしない。
⑥ユーガットテースト ◎○○ →
前1長め入念
5稍 調教師 140 馬なり
※びっしり攻め込み、馬体のハリも合格点。出来自体はは九分どおり。
⑦バーディラッシュ ○○○ →
前良 楢崎 546 393 259 115 直強め
5稍 楢崎 594 423 277*123 直強め
※馬体がスリムだし、トモの送りにスムーズさを欠く。ピーク過ぎた。
⑧コロネット ◎◎○ ↑
前良 周藤 555 401 269 125 馬なり
5稍 周藤 568 414 274*124 馬なり
※動きに活気があり、引き続き絶好調をキープ。馬に勢いを感じる。
⑨タイガーコール ○◎◎ →
前良 黒川 455 295 130 馬なり
5稍 黒川 549 401 271*117 強め
※脚どりシャープでこの中間も順調な仕上がり。力は出せる態勢だ。
おすすめ買い目
※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。