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2011年4月14日 東海桜花賞(チチカステナンゴ賞)(SP1 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 桜舞うダートに両雄が激突!
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
マルヨフェニックスとキングスゾーンが7たび相まみえる。展開不問、4対2で先着している前者を上位に取ったが、後者も老いて盛ん、驚異の粘り腰は健在だ。これまでも数々の名勝負を繰り広げてきているだけに、今回も楽しみである。妙味は短差しエバーアップワード。あとはマルカハンニバル、シンワコウジまで。
ご存じ東海の雄・マルヨフェニックス。前走も自分の庭ともいえる園田で2400mの六甲盃を勝ち、4勝目を挙げた。中距離を中心に使われているし、2400mから1400mになるのは?とも思えるが、この馬にそんな心配はご無用。1400mではオッズパークGP(09年)、笠松GP(10年)などを勝ち、ともにキングスゾーンを差し切っている。距離も不問だ。なかなかパンとしない馬だが、そんな状況でもこれだけやれているのは潜在能力の成せる業。今回もキングズゾーンの外を豪快に差し切る算段か。
一時は衰え説もささやかれたキングスゾーンだが、ここにきての4連勝を見て、もう誰もそんなことは口にすまい。むしろ9歳にしてさらに進化を遂げている感すらある。黒船賞、房の国オープン中止もあったが、ここ目標に軌道修正。前哨戦のオープン特別をいつものように驚異の粘り腰で差し返した。今回、気になるのは福山勢の存在。シルクウィザードのために僚馬シルクプラチナムが援護射撃の逃げを打ってくる可能性は否定できないからだ。が、仮にそうなってもこの馬自身、競りは大歓迎。気を抜くことなく、マルヨフェニックスの襲撃に備えることができる。
エバーアップワードはこのところ競馬がうまくなり自在に対応しているが、どちらかといえば短距離の方がいい馬で、鋭い差し脚もある。相手が強いのは百も承知。無欲の競馬で漁夫の利を狙う。
マルカハンニバルの前走は直線いったん抜け出して勝ったかに見えたが、キングスゾーンに差し返されてしまった。2キロ差であれだ。同斤量の今回、気勢が上がらないのは仕方なかろう。
シンワコウジも前走、まさか3着を外すとは。生え抜きのオープン馬で期待が大きいだけにがっかりだった。今回は待機策とか。名古屋記念のような競馬ができればだが…。
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