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2011年3月28日   若草賞 (福山競馬)  

福山競馬   第10レース   女王最短!!笠松ミラノボヴィッチ
福山エース・樋本輝明

fukuyama01.jpgV候補乱立の3歳女王決定戦だ。惑星多彩でひと波乱のムードだが、笠松のゴールドジュニアを逃げ圧勝したミラノボヴィッチのスプリントを主役に指名。前走の名古屋戦は集中力を欠いて大敗も、今回はプリンカーを再装備。自在に動ける脚もあり、女王戴冠へ最短。当面の敵は園田クイーンセレクションでミラノボヴィッチをスピードで完封したマンボビーンだが、距離に一抹に不安。佐賀の最強3歳で持久力に優れるヒシダイアナ、決め脚が確かな園田リジョウクラウン、レベルの高い大井クインオブシーの先行パワーも侮れずV戦線は熾烈だ。

《レースはこうなる》
スピード自慢が揃って展開が読みづらいが、ゲート次第で園田マンボビーンでアドバンテージを取るか。マンボビーンをターゲットに笠松ミラノボヴィッチ、大井クインオブシーが2、3番手を形成。速さで鳴る高知タケショウマンボ、笠松タキノナアチャン、そして地元ユメミルチカラも加速力を利して先団に加わりそうなムード。中団からは佐賀ヒシダイアナ、地元ムツミマックスが構え、最後尾から園田リジョウクラウンが満を持しての追走。逃げるマンボビーンに三分三厘からミラノボヴィッチがピッチを上げて急接近。向正からペースは一気に上がり、大井クインオブシー以下、佐賀ヒシダイアナもスパート開始。最後尾のリジョウクラウンも押っつけ気味で先行集団に取りつき、直線は横一線のデッドヒートか。激しい叩き合いが予想されるところだ。

ミラノボヴッチ 門別で2勝したあと、昨年暮れに笠松へ移籍。3走前には園田クイーンセレクション2着という好歴があり、前々走は笠松のゴールドジュニア圧勝で3歳牝馬の頂点に登り詰めた器。気難しい性格の牝馬でゲートに課題を残すが、スムーズに出ればスピードセンスの違いで一気決着か。気性的に最内枠はマイナスだが、競走スケールは一枚上。
(柳江師)びしっとは攻めていないが、ストレスをかけないよう慎重に仕上げた。前走は精神的なモロさが出ただけで力負けはしていない。今回はブリンカーを再装備してレースに臨むし、距離が延びたのはゆったり行ける分、力を引き出せるはず。変化を期待している。

マンボビーン 4走前のプリンセス特別(笠松)でミラノボヴィッチに後塵を浴びせられたものの、前々走の園田クイーンセレクションではスタートから強烈なスプリントを駆使して見事にリベンジ。距離の対応力でミラノボヴィチに一目置かざるを得ないが、スタートさえ決まれば速さは別次元。道中掛かる悪癖さえ出なければ逆転女王へ勇躍。
(野田師)最終追い切りは馬なり程度でしめただけだが、気の乗りやすいタイプなのでこれで丁度いい。3走前に大井の1600㍍で道中掛かりながら最後までしぶとく粘っていたし、今回の距離も折り合い次第で対応可能だろう。

ヒシダイアナ 昨年暮れにJRAから佐賀に転入して5戦4勝。特にここ2戦は1800㍍の花吹雪賞、飛燕賞を圧勝で連覇。メンバーによっては先行することも出来れば、差しても来れるオールラウンドプレイヤー。距離の対応力に優れており、オーバーペース必至のメンバー構成でV獲りへ名乗り。最大惑星だろう。
(大垣師)とにかくいまがピークの状態だ。どれだけやれるか楽しみにしているんだ。ただうちに来て今回が初めての輸送だからね。その点がどうかだけだが、しぶといレース巧者で自在に動ける流れが向けば面白いレースになると思っている。

リジョウクラウン テンに置かれすぎる脚質がネックといえばネックだが、終いの持久力に優れるステイヤータイプで距離大歓迎。まして前に行きたい馬がズラリと揃って超ハイペースの流れに終始か。パワフルな決め脚が脅威だ。
(國澤助手)3月12日に予定していたJRA戦が中止となり、ローテを大幅に狂わされた。その一戦にピークに持って行っただけに少し下降線。福山は先行有利だし、脚質的にも微妙で…。

×クイーンオブシー /b昨夏、大井の新馬デビュー(4着)のあと約5カ月のブランクを経て昨年暮れに戦列復帰。復調までに手間取ったが、叩き3走目で待望の初勝利。戸崎騎手が惚れ込む牝馬の逸材でゲートセンス、スピードも同世代の3歳牝馬では群を抜く。小回りの平坦馬場でスピードを存分に生かせる福山のコースでスプリント倍増か。極端な輸送減りさえなければ先行パワーで応戦ムードだ。

タケショウマンボ 黒鹿の好馬体であふれんばかりのセンス。ただ脚質が逃げオンリーで器用さに欠ける点がネック。スピード自慢が揃った1800㍍戦では…。
(雑賀師)テンのスピードが確かで見せ場くらいは作れそうなムード。メンバーは骨っぽいが、とにかく加速力が抜群。1800でも見苦しいレースには…。

ユメミルチカラ 前走、福山プリンセスカップが道中掛かりながらの逃げ圧勝劇。高速馬場にも助けられたが、道中気分よく立ち回れば1800の距離も問題なしという証明。好位からでもレースはこなせるし、気分を損ねない限りは見せ場を作るか。地元の利で…。
(高本敏師)体つきがふっくらして前走よりもいい感じ。道中掛かって気分を損ねては厳しいが、あとは黒川くんにすべて託すつもり。自分のペースでスムーズに先行できれば力を出せるタイプ。気分よく走れるかどうか、そこが問題だ。

ムツミマックス 重賞3連覇をめざしたプリンセスカップが向正スパートから勝負どころの三分三厘で一気に失速。絶好調のピークが過ぎ、馬体の落ち込みが目立っていたことは否定できない。勢いが完全にトーンダウンで…。
(末広師)馬体のハリ、毛づやとも落ち気味で疲れを感じる。若駒賞時の出来があればかなりやれると思っていたのだが、どうも体調がイマイチの感。現段階では強気になれないが…。

タキノナアチャン 群を抜く出脚の持ち主だが、さすがに全国レベル相手の1800㍍戦では能力的に厳しい立場。福山の馬場は合いそうだが、見せ場以上となると…。
(山中師)体調の維持はできているが、この馬にとって1800㍍は長いという印象。同型も多彩だし、どこまでやれるか…。

おすすめ買い目

馬単 1→2 1→6 1→3 1→8 2→1 2→6 6→1

 

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