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堅実な成績で崩れないサマーヘレネを筆頭に推奨する。昇級戦だった前走でも2着とここでも力が通用することを証明。今度は決める。相手候補は前走の内容が良かったヤマタケプリンセスとこの距離6勝とメンバーの中で距離実績がトップのサクラディアナの2頭。他にハマれば一発を秘めるヴイセヨオレタチと重賞勝ちの経験があり力は上位のマグマサインが怖い存在になる。

サマーヘレネは今回が昇級2戦目。昇級戦だった前走では初めは後方3番手だったが向正面から一気に2番手まで進出。逃げたプニプニヨークンを捕えることはできなかったが、それでも上がり3Fはメンバー最速だった。転入当初は道中でモタモタしてエンジンの掛かりが遅かったがそれも徐々に解消されつつある。最終追い切りでは活気ある動きを見せており仕上がり状態は良好だ。2着が3回続いているが相手関係を考えればもっと上のクラスでも通用する力を持っている。今回は負けられない。

ヤマタケプリンセスの前走は向正面からの進出が良かった。上位2頭からは離れていたがこの馬の力は見せたので悲観するほどではない。追い切りでは最後時計が掛かってしまったが道中のスピードはなかなか良かった。ここ6走で掲示板を外したのが2走前の一度だけで相手なりに寄ってくる。混戦になれば浮上してくる1頭だ。

サクラディアナはこの距離で6勝をあげている。前走は道中の行きぶりが悪く、いつもよりも後ろの位置取りになってしまった。それでも状態は悪くない。馬場が悪くなることも苦にならないタイプで問題無いだろう。能力的にはここでは上位クラスなので2走前くらいの好位付けが出来ればアッサリ勝ってもおかしくない。

ヴイセヨオレタチは良い脚を持っている馬。前走は後方のまま見せ場が無かったが、2走前みたいに展開がハマればなかなか切れる脚を使ってくる。状態も良い意味の平行線で安定している。常に一発を警戒する馬なので押さえておく必要があるだろう。道中縺れる展開になれば突き抜ける可能性もある。

マグマサインは2007年に摂津盃の勝ち馬で実績はダントツのナンバーワン。しかしここ3年ほどは勝利が無い。前走は約5ヶ月振りの実戦で道中も最後方からレースを進めていたが、最後の直線では良い脚を使い掲示板に載せた。11歳ということもあり、ガラッと変わってきたという感じはしないが、ひと叩きされた効果で徐々に良くなってきた。良い頃に比べるとまだまだだが不気味な存在であり、押さえておく必要かありそうだ。