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2011年3月21日 福山競馬チャンピオンジョッキー杯 (福山競馬) ツイート
福山競馬 第10レース 断然の破壊力でディープドリーム独走
福山エース・樋本輝明

A級を狙う逸材ディープドリームで役者が一枚違う。馬体センスに優れており、持久力を伴った末脚が1800㍍の競馬で威力倍増か。中団キープから早めのスパートで横綱相撲を演じる構えだ。大接戦の2着争いだが、終いの脚に威力のあるメイショウボタンが距離を味方に持久力発揮か。他ではバテない先行力を駆使してハイドライド、差し競馬にも対応が利くイースタンパワー、乱戦に強いマルサンシンプルも流れ次第で連争いの可能性を残している。いずれにしても2着争いは大接戦。
《レースはこうなる》加速力を利してナカドイホーセキが強引にハナに立ち、ハイドライト、ララあたりがが先行グループを形成。キクノジョオー、イースタンパワー、テールバインダーあたりがこれに続き、ゲートが安定したディープドリームも早め早めの追走か。後方グループはナイスウィザード、メイショウボタン、マルサンシンプルが団子状態で追い出しのタイミングを待つ。前の小競り合いに向正からディープドリームが一気にスパートを賭け、三分三厘では先行3頭に並びかける勢いで射程圏内に進出か。勝負どころからオーバーペースになりそうで展開的な狙いは終い切れるメイショウボダンだが…。
◎ディープドリーム JRAで10戦未勝利のあと、新天地を求めて昨秋に福山へ転入。以後、9戦7勝で二着2回という数字が物語るように競走スケールは群を抜く。追い出してから長い脚を使うタイプで距離が1800なら威力抜群の破壊力が倍増のムード。前走は脚部の違和感で2カ月ぶりの実戦を強いられたが、それでも勝ちに等しいでセンスの違いをまざまざ。一枚抜けた資質で横綱相撲を演じる公算大。負ける要素は皆無だ。
(高本友師)攻め馬でヒザをつくアクシデントがあり、1月からレースを遠ざかっていた。ようやく状態が回復し、前走のひと叩きでV態勢が整った。終いの脚に持久力があり、1800㍍は大歓迎。メンバー的にも取りこぼせない一戦だ。
○メイショウボタン ディープドリームには一目置かざるを得ないが、終いの脚に耐久力があってレースに絶対的な安定感。忙しい競馬の1250では毎回ヒヤヒヤさせられるが、今回はスタートから無理脚を要求されない1800のスタミナ戦で威力アップが確実。馬体センスがよく、将来性抜群の大物ランナー。ディープドリームとの差し比べがみものだ。
(高本友師)前々走あたりは状態が下降線だったが、すっかり立ち直ったという印象。テンに動けないのでゆったり行ける1800㍍の競馬はプラス材料。バテない脚があり、流れがハマればいい勝負に持ち込めるはずだ。
▲ハイドライド ハナに立つとソラを使うタイプで前走の競馬がベスト。好位から構えるレースだと集中して走れるし、タイプ的にもゆったりと流れる1800の持久力戦はおあつらえ向き。粘っこい先行力でひとアワ吹かすか。馬券的な狙い目はここだ。
(桑田師)いくらか歩様が気になるが、さほど問題はないはず。バテない先行力が売り物のタイプで1800は全く関係ないはず。メンバーは骨っぽいが、早め先頭のパターンにならない限りはきわどい勝負に持ち込めると思っている。もちろん楽しみにしているよ。
△イースタンパワー 先行力で鳴らすタイプだが、昨今は差す競馬もマスターして脚質に幅が出てきた。マイル戦でも勝ち鞍があり、けっして単なる短距離派ではない。流れに乗れれば差し競馬で恋争いを演じるか。軽々しく扱うのは危険だ。
(鋤田師)今季も安定した出来を保っており、ムード的にはいい。最近は差し競馬でもしぶとい脚を使うし、牝馬にしてはスタミナもある。展開が向けばしぶとさでソコソコあっても…。いずれにしても大崩れはないはずだ。
×マルサンシンプル 終いの切れが身上だが、流れに注文のつく脚質。1800のレースはスローになりやすく、瞬発力を生かせるかどうか。あくまで乱ペース待ちだが、崩れない末脚に一票。(弓削師)牝馬ながら、好調期間の長いタイプでレースが安定している。ただ選抜に組まれたし、1800㍍だと1250ほどの脚を使えるかどうか。入着あれば…。
キクノジョオー ゲートに課題を残しており、どちらかといえば短距離指向の差しタイプで1800㍍のスタミナ戦に弱点がありそうだ。五分のゲートで位置を取ってもこの距離、メンバーでは入着ラインに落ち着きそうなムードが…。
(胡本師)出来は前回よりもいいが、タイプ的に短い距離の方が合いそう。一瞬の脚で勝負する脚質だけに、持久力を要求される9ハロンの競馬では…。選抜戦でメンバーも骨っぽい。
ナイスウィザード 冬場になって体調はさらに上げ潮だが、とにかくいい脚が一瞬しか使えない致命的な弱点。長い脚を要求される1800のレースでは力を出し切れるかどうか。強気になれないのが本音だ。
(千同師)寒さに強く、出来自体はハイレベル。ただどういうわけか、距離が延びると力を出し切れない。脚質的に1800は合うと思ってるが、とにかくマイルで3戦ガタ負けで…。
ララ カイ食い旺盛で使い込んでも馬体の落ち込みが皆無。体質強化は歴然だが、それにしても今回はメンバー構成が強力。差す脚もあるが、どちらかといえば先行流れ込みの脚質で同型が揃ったのもマイナス材料。
(外山師)ここ2戦がしぶといレースでパワーアップの趣きだが、今回はいかにも条件が厳しいといった印象で距離も長い。力関係でどうなのか…。
テールバインダー スリムな体つきの牝馬でスタミナ要求の1800㍍戦に弱点。選抜戦で条件も厳しく、入着があれば上出来だろう。
(若林師)出来はいい意味の平行線だが、予備馬だったので仕上がりはイマイチ。メンバーも揃っており、ここでは荷が重そうだ。
ナカドイホーセキ スピードセンス上位だが、ゲートで立ち上がる悪癖があってカイバを増やせない現状。ハナに立っても距離を考えると息切れの不安が…。取捨選択は微妙。
(石井知助手)まだ本来の出来にないし、カイバを十分に与えられないので距離がどうか…。
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