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2011年1月20日 園田クイーンセレクション (園田競馬) ツイート
園田競馬 第11レース 遠征で力付けたマンボビーンに期待
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋
桜花賞トライアル地区代表馬選定競走として行われる今回の一戦。混戦模様の中、本命はマンボビーン。前走の大井・東京2歳優駿は掲示板から外れたが、レース振りには光るモノがあった。いつも怖がりな気性から、外々に逃げるような走り振りを見せていたが、前走はインコースで折り合うと直線に入ってからもシッカリ伸びての6着。遠征を経験して地力が強化された感のある同馬が久々の地元戦で突き抜ける。シークレットベースも昨年の園田プリンセスカップ5着よりも着実に力を付けてきた印象。前々走JRA500万下2着はまさにそれ。前走は短期休養明けで、叩き台の意味合いが強く内容は度外視。態勢は万全だ。リジョウクラウン、ミラノボヴィッチの両重賞ウィナーも実績的に十分チャンス。激しい流れになればクインオブターフ、ミミチャン辺りの出番も。
マンボビーン…前走の6着で世代別牝馬重賞シリーズ「GRANDAME-JAPAN」の2歳シーズン総合3位。比較的この時期の長距離輸送をあまり好まない園田陣営だが、その中で果敢に挑戦して、かつ結果を残した事はかなり評価できる。前走後にソエが出てしまい、一時調教を休む期間があったが、症状が回復してからは乗り込みも順調で、最終追い切りも及第点の動きを披露。態勢は整ったように思える。「まだレース振りに幼い部分があるし、色々と注文の多いタイプ。ただ、いい脚は持っているし、牝馬相手ならチャンスはある」と松浦政騎手。
シークレットベース…昨年の園田プリンセスカップは、直前の追い切りが良かっただけに5着の結果にはやや不満は残ったが、その後調整を控えめにするようになってからはレース振りが安定。やや詰めの甘さが見られていたデビュー当初とは内容も変化してきており、とくに前々走のJRA500万下(2着)では直線向いてから一度先頭に躍り出る場面もあった。前走は短期休養明けで、叩き台の意味合いが強く内容は度外視でき、陣営もここが目標と当初から公言していた。人気を裏切ってしまったプリンセスカップの汚名返上となるか注目だ。
リジョウクラウン…昨年9月の園田プリンセスカップ勝利以来、もうひとつ結果が出せていないが、その後3戦ともにスローの流れと、展開自体が合っていなかった部分もある。「展開がかなり遅かったし、長く脚が使えると思って早めから動いて行ったんだけど、微妙に距離が長かったのかも。ジックリ構えていけばもう少し上位には来られていたと思うけど、やっぱり勝ちに行かないと」と竹村騎手は前走を振り返る。展開に左右されやすい面はあるものの、やはり園田プリンセスカップの勝ち振りを考えれば間違えなく主役級。流れひとつで巻き返しチャンスは十分にある。
ミラノボヴィッチ…北海道から笠松へ転厩後、2連勝で一気に重賞初勝利。完全に一皮剥けた感があったが、前走は全く見せ場なしの16着。聞くところによると、その前走は輸送でかなりイレ込んでしまっていたとの事。今回2回目の輸送競馬で多少の慣れは見込めるかもしれないが、再度イレ込んでしまわないかという心配はまだ残る。力さえ出し切れればアッサリ突き抜けてもおかしくないだけに、当日のパドック気配に注意したい。
クインオブターフ…近走の安定感ではメンバー随一ではあるが、長くは脚が使えないので、自分から強引には動けていけないし、どうしても展開に注文が付く。前走のような内目をスムーズに距離ロスなく回っていく形になれば上位進出も十分可能だが、果たして重賞の舞台でうまく行くかどうか。
ミミチャン…差し込んでくるがもうひと伸びが足りないというイメージだったが、前々走は積極策から久々の勝利を挙げるなど、ここに来て自在性のある脚質へと徐々にシフトチェンジしてきた様子。スタート面の課題など、まだ安定性という部分では疑問が残るが、一発の力は秘めている。
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