レース展望・予想

スギノグローアップ仕切り直しの一戦「九十九湾特別」(金沢競馬)

2022/05/03

4日間連続で開催されているゴールデンウィーク期間中の金沢競馬。5月3日(祝・火)のメインカードは第10レースの「九十九湾特別」(A1級一組、金沢競馬場1900メートル)で、前回熱発のため出走取消したスギノグローアップが仕切り直しで転入初戦を迎えます。

◎5 スギノグローアップ(牡9、佐藤茂厩舎)は2年前の北國王冠で重賞初制覇を飾るなど、大井所属時にこれまで3回も金沢へ遠征してきて2、1、3着と好走実績が多く、転入初戦から注目を集めましたが、熱発のためゲートインすることはできませんでした。幸いにも影響はそれほどなく、29日の本追い切りでは長めを追われながらも前走時を上回る好時計で直線を駆け抜けて、むしろ仕上がりが増した印象があります。今年重賞初戦の金沢スプリングカップには間に合いませんでしたが、ここを勝てば次開催の百万石賞トライアル「利家盃」(5月15日、2000メートル)へ挑めるだけに、いきなりの好勝負が期待されます。

○3 トウショウデュエル(牡10、佐藤茂厩舎)は今年もレース間隔を保っての出走となりますが、開幕戦ではランガディアと直線叩き合ってクビ差競り勝ち、前走も直線外から伸びて勝ったファストフラッシュに迫りました。昨年は短距離戦の方が末脚が切れる印象がありましたが、1900メートルだった前走でもしっかり脚を伸ばしてきており、年齢的な衰えは感じさせません。追い切りのピッチも上がっており、スギノグローアップが追走でモタつくなら、同厩舎のこの馬が勝負どころから一気に駆け上がって直線突き抜けてもおかしくはありません。

▲1 ランガディア(牡8、加藤和義厩舎)は佐賀オープンから移籍後は2着続きで、A1級二組に下がった前走こそはと期待されましたが、勝負どころから上がっていけず4着に敗れました。主戦の鈴木太一騎手が疾病のため当日騎乗できず、急きょ乗り替わりとなった影響もあったようです。前走から中6日とあまりレース間隔はありませんが、調教では相変わらず気合を全面に出して周回しています。1900メートルに距離が延びたことで新味を引き出すことができれば、巻き返しがありそうです。

△4 ナムラシングン(セン9、川添明弘厩舎)は中央3勝馬で、これまで大井、北海道、高知、佐賀と渡り歩いて地方で13勝を挙げています。前戦地の佐賀ではA2級に上がると頭打ちで、ランガディアに比べると実績面で見劣りますが、直前まで使っていたとあって仕上がりは良く500キロ台の好馬体が目につきます。高知や佐賀では1400メートル戦ばかり使われていたとあって、1900メートル戦はやや長い気もしますが、ペース次第では前残りがあるかもしれません。

△6 イリュージョニスト(牡6、高橋俊之厩舎)は前走のA1級二組でランガディアを3コーナーで交わして2着に入りました。リズムは取り戻しており、前崩れの展開になるなら再びゴール前で突っ込んできそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 5⇔3・1・4・6(8点)
3連単(フォーメーション) 5→3・1・4・6→3・1・4・6 3・1・4・6→5→3・1・4・6(24点)

九十九湾特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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