レース展望・予想

ベニスビーチに重賞3勝目のチャンス到来「徽軫賞」(金沢競馬)

2022/05/04

4日間連続で開催されているゴールデンウィーク期間中の金沢競馬は、5月4日(祝・水)に4日目を迎えます。連続開催のトリを飾るのは第10レースの古馬牝馬で争われる重賞「第4回徽軫(ことじ)賞」(4歳以上牝馬、金沢競馬場1500メートル)です。金沢最強牝馬のハクサンアマゾネスが出走してこなかったため、どの馬にもチャンスがある激戦ムードが漂っています。

◎4 ベニスビーチ(牝4、中川雅之厩舎)は前走の金沢スプリングカップで終始コースの内を走りながらレースを進め、スキルショットと競り合いながらも直線でしっかり伸びて3着は確保しました。V争いを繰り広げたファストフラッシュとハクサンアマゾネスには離されましたが、今後金沢の古馬重賞戦線で戦える手応えはつかみました。今回はこれまで8戦4勝、2着3回と相性がいい吉原寛人騎手が手綱を握り、1500メートル以下の距離は金沢に来てから負け知らずです。前走時からあまりレース間隔がないために軽めの調整ですが、ハクサンアマゾネスが不在のメンバー構成なら、3つ目の重賞タイトル戴冠を果たしたいところです。

○1 ネオアマゾネス(牝5、井樋一也厩舎)は昨年このレースでハクサンアマゾネスの猛追を抑え込んで逃げ切っています。当時は持ち前のスピードで押し切る逃げ一辺倒でしたが、今では控えるレースがすっかり板に付き、前走の金沢スプリングカップでは中団後ろを追走から5着まで追い上げてきました。前走は初の1900メートル戦ということもあって折り合いを重視してブリンカーを装着しましたが、今回は1500メートルに距離が短縮されるとあって、調教からブリンカーを外しています。最内枠に入ったことで思い切って前で運ぶ積極的なレースも考えられるだけに、スタートから行き切ることができれば、昨年同様に押し切りまでありそうです。

▲2 デビルスダンサー(牝5、金田一昌厩舎)は前走のA2級一組で3コーナー内から脚を伸ばして先頭に立ち、そのまま4コーナーも先頭で回って押し切るかと思われましたが、直線半ばで後方で脚をためていた勝ち馬に交わされてしまい悔しい2着でした。勝ち切れないところはありますが、昨年1500メートル戦で行われたお松の方賞と読売レディス杯の牝馬重賞ではともに3着で、ともにネオアマゾネスには先着しています。前走後は約1カ月レース間隔を空けてここ目標に乗り込まれており、日程が詰まっている上位2頭に比べるとローテーション的には有利です。勝負どころから一気にコーナーを駆け上がり、首位争いに加わってきそうです。

△3 デルタ(牝5、加藤和義厩舎)は今年開幕戦から後方追走一杯のレースが続いていましたが、前走のA1級二組は終始逃げた馬の2番手をキープし、2着争いを繰り広げて3着に粘り込みました。1500メートルに距離が短縮されるのは歓迎で、復調のきっかけをつかんだ今の状態なら重賞でも踏ん張れそうです。

△9 ジェネラルエリア(牝5、井樋一也厩舎)は前走の金沢スプリングカップでは逃げたものの2周目3コーナーで後続につかまってしまいましたが、1500メートル戦なら4コーナー先頭で回ることができれば、際どい勝負になっても不思議ではありません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 4⇔1・2・3・9(8点)
3連単(フォーメーション) 4→1・2・3・9→1・2・3・9 1・2・3・9→4→1・2・3・9(24点)

徽軫賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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