レース展望・予想

連覇なるかマスターフェンサー「白山大賞典」(金沢競馬)

2021/09/22

火、水、木曜日の3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。9月22日(水)のメインカードは第8レースで争われる金沢競馬唯一のダートグレードレース「第41回白山大賞典JpnIII」(金沢競馬場2100メートル)です。昨年このレースを制したマスターフェンサーが今年も参戦してきましたが、ほかのJRA勢や他地区馬も黙っておらず、果たして連覇を達成できるか注目です。

◎6 マスターフェンサー(牡5、JRA・角田晃一厩舎)は昨年の白山大賞典JpnIIIで、3~4コーナーで先に抜け出したロードレガリスとゴール手前まで叩き合ってクビ差先着しました。着差こそわずかでしたが、いつでも交わせる手応えできっちり勝ち切った内容には末恐ろしさを感じました。今年は休み明けの平安ステークスGIIIで11着と国内で初めての大敗を喫したこともあって、前走のマーキュリーカップJpnIIIは単勝4番人気とJRA勢の中ではあまり注目されていませんでしたが、逃げた馬を交わして4コーナーを先頭で回ると2着馬に詰め寄られるとこなくゴールまで独走状態でした。58キロの斤量を克服できたのは大きく、さらに調子を上げて金沢へ挑んできます。今回も逃げた馬の背後をキープして早めに先頭へ立つことができれば、後続の追い上げを振り切ることは可能でしょう。

○4 スワーヴアラミス(牡6、JRA・須貝尚介厩舎)は今夏に函館ダート1700メートルのマリーンステークス、エルムステークスGIIIと連勝を飾っています。道中は追い通しの手応えながらも、直線に入るとしっかり伸びて最後には競り勝ってしまう内容には底知れぬ強さを感じます。平安ステークスGIIIでは5着に入着し、マスターフェンサーにも先着しており、今回は同馬と3キロ差と斤量面も有利です。地方コースで行われるダートグレード競走には初参戦となりますが、向正面を過ぎてから外に持ち出して早めにコーナーを駆け上がっていければ、マスターフェンサーも捕らえてしまいそうです。

船橋から参戦してきた▲8 ミューチャリー(牡5、船橋・矢野義幸厩舎)も末脚勝負ならJRA勢にもヒケはとりません。まだダートグレード競走は制していませんが、ジャパンダートダービーJpnIで3着、川崎記念JpnIやJBCクラシックJpnIで4着、約3カ月前の帝王賞JpnIでも4着とJpnIでも常に上位争いを繰り広げています。わざわざ金沢まで遠征してくるのは当然ダートグレードのタイトルを狙ってのもので、コースを知り尽くしている吉原寛人騎手の導きで、小回りコースでも自慢の末脚を発揮できるなら、JRA勢をなで切りしてしまうシーンがあるかもしれません。

△7 メイショウカズサ(牡4、JRA・安達昭夫厩舎)は以前先手奪って自分のレースに持ち込めないと崩れる面がありましたが、7月のプロキオンステークスGIIIでは最内でもまれながらも直線に向くと脚を伸ばして、コースレコード勝ちで重賞初制覇を飾りました。1番人気に推された前走の阿蘇ステークスでは6着と人気に応えられませんでしたが、ダートグレード競走に強い川田将雅騎手に手綱を託して巻き返しを狙っています。

△10 ヒストリーメイカー(牡7、JRA・新谷功一厩舎)は2年連続での参戦で、全国各地のダートグレード競走で常に善戦している堅実な差し脚は信頼が置けます。4歳時に金沢在籍していた時に騎乗していた青柳正義騎手が再び手綱を握る点も心強く、飛躍するきっかけとなった金沢で悲願のダートグレード初制覇をもくろみます。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 6⇔4・8・7・10(8点)
3連単(フォーメーション) 6→4・8・7・10→4・8・7・10 4・8・7・10→6→4・8・7・10(24点)

白山大賞典の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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