レース展望・予想

大物感漂わせるフェルゼンハント「若鮎賞」(盛岡競馬)

2021/08/15

15日(日)盛岡競馬メイン第10レースは、今シーズン第1弾の2歳重賞「第22回若鮎賞」(2歳、盛岡競馬場芝1600メートル)。

◎8 フェルゼンハント(牡、飯田弘道厩舎)は新馬戦の芝1000メートルを圧勝。新馬戦では史上3番目タイ58秒4の破格タイムをマークしました。その後はこのレースへ照準をピタリと合わせて態勢万全。1600メートルへの距離延長が最大のネックとなりそうですが、父がロージズインメイ、母父アドマイヤベガなら問題なさそうですし、デビュー戦は能力の違いで逃げ切っただけ。控える競馬もでき、大物誕生の可能性が十分あります。

○2 エイシンツーリング(牡、板垣吉則厩舎)は北海道2戦目の1000メートル戦で逃げ切りを決め、走破タイムも上々。前走は中団からの競馬で伸びを欠きましたが、激戦区・北海道で揉まれたのが最大の強み。血統的にも芝は望むところ。転入初戦でいきなり重賞制覇のシーンまで。

▲1 エムティエース(牡、板垣吉則厩舎)は水沢850メートルの新馬戦を勝ち、2戦目が3着。前走が初芝に加えてスタートで出負け。苦戦を強いられましたが、直線鋭く伸びてアタマ差2着に惜敗しました。盛岡芝1600メートルを一度経験したのが何よりも強み。

△9 ターントゥクリア(牝、村上実厩舎)は前走大敗を喫しましたが、初輸送もこたえた印象。母は若鮎賞を制した実力牝馬。芝に替わって一変するか注目。

△5 メーテル(牝、千葉幸喜厩舎)は北海道3戦1勝から転入。ダートでしたが、門別1600メートルを使われ距離対応は問題なし。

△6 ギャレット(牡、佐藤浩一厩舎)は決め手が身上。前走3着ながらメンバー最速の上がりを披露しています。

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馬単 8→2・1・9・5 2→8(5点)
3連単(フォーメーション) 2・8→1・2・8→1・2・5・6・8・9(16点)

若鮎賞の出走表はこちら

(文/松尾康司)


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