レース展望・予想

初距離でもサンライトが連勝伸ばすか「アヤメ特別」（名古屋競馬）

2021/06/07

6月7日（月）の名古屋競馬メイン第11レースは「アヤメ特別」（A級2組、名古屋競馬場1800メートル）。

上昇一途の◎2 サンライト（牡4、井手上慎一厩舎）が中心だ。A級昇級後の3勝を含めて5連勝中。転入初戦だった昨年秋の3歳戦こそ失速したがその後、走るたびに力強い先行力でアピールする。とくに昇級後のここ3戦がまさにそう。1月・5組を2番手から難なく抜け出せば、2月・3組では軽快逃げで6馬身差つけて快勝。ひと息入れられた前走の4月・3組では優秀な勝ち時計で8馬身差ちぎる逃げ切りで飾っている。今回も1カ月以上レースから遠ざかった参戦だが体質が弱く、ゆったり間隔を空けて使われるタイプで心配はない。むしろ敢えての不安材料はデビュー以来、未知なる初の1800メートル。ただ勝ちっぷりの豪快さから考えれば、不安よりも期待感がまさる。

○3 サンライズフルメン（牡6、坂口義幸厩舎）も2連勝中と調子を上げている。A級昇級後勝ち切れない面もあったが、最近2走はともに好位確保からシャープな末脚を披露した。東海地区の1800メートル戦では2戦2勝。中央戦歴からも中距離適性が高く、逆転候補筆頭だ。

同タイプの先行ライバルのサンライトはいるが、▲4 ゴールドリング（牝5、塚田隆男厩舎）も高い評価が必要。重賞2勝のセンス馬で、前走がそうだったが、すんなり主導権を握ると先行力と粘りは折り紙つき。全10勝のうち9勝を逃げ切りで飾り、先制できるかが好走ポイントになりそうだ。

ひと叩き効果でしぶとさが増す△5 スマートサーブル（牡5、竹下直人厩舎）に、距離実績一番の△1 オンワードマリー（牝6、宮本仁厩舎）も軽視できない。

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3連単（1軸流し）　2→1・3・4・5（12点）

アヤメ特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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