レース展望・予想

3歳スマイルミュが世代交代めざす「ヒダカソウカップ」（門別競馬）

2021/06/16

6月16日（水）の門別競馬メイン第12レースは「第7回ヒダカソウカップ（H2）」（3歳以上牝馬、門別競馬場1600メートル・内回り）。

2015年の創設から7年目を迎えた3歳以上の牝馬限定重賞。第2回以降、一昨年の第5回までは各年、4～7歳世代が馬券圏内を占める結果が続いたのだが、実は第1回は3歳のワンツー決着。1着ルージュロワイヤル、クビ差2着のジュエルクイーンとも軽量52キロで、3着の6歳スターライラックは4馬身も離された。

その2着馬ジュエルクイーンが第2回＆第3回を連覇し、第4回も3着。すなわち、このレースが3歳世代に不利というわけではなく、ジュエルクイーンのように古馬になってさらに飛躍を遂げられそうな3歳馬がメンバー中にいれば、勝ち負けできる可能性は十分にあると考えてよいはずだ。なにせ、重量面の恩恵は非常に大きい。

今回は51キロの3歳馬◎11 スマイルミュ（牝3、村上正和厩舎）に台頭の期待をかける。前走、水沢に遠征の留守杯日高賞で重賞初勝利。先頭に立ってフワッとしてしまう面を見せ大接戦の結果とはなったものの、4コーナーで楽々先頭に立ったスピード能力は将来性を感じさせた。輸送でマイナス15キロでも498キロと馬格に恵まれており、今後の成長余地もまだまだ十二分にあるはずだ。丸1カ月、時間をとれたことで馬体も回復している可能性が高いだろう。

4コーナー先頭の正攻法で好成績を続けている○6 ネーロルチェンテ（牝4、米川昇厩舎）や、このレース3連覇がかかる▲13 クオリティスタート（牝7、角川秀樹厩舎）が早めからペースを上げていきそうな流れが見込まれるとなれば、懸命に追いかける展開の方が合いそうなスマイルミュに流れが向く結果となることも十分に考えられよう。直線の短い内回りなら、仮に早めに先頭に立ったとしても我慢の利く範囲のはず。鞍上の五十嵐冬樹騎手も、51キロで挑むここは相当に気合が入っているのではないだろうか。“世代交代を告げる末脚”全開のシーンに期待する。

3連勝式のヒモ穴は昨年3着の△12 ルナクレア（牝4、田中淳司厩舎）。

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馬単　11→6・13（2点）
3連単（フォーメーション）　11→6・13→6・13・12（4点）

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（文／HDK）


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