レース展望・予想

ティモシーブルーの連覇期待「中日杯」(金沢競馬)

2020/12/06

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。12月6日(日)のメインカードは第10レースで争われる「第56回中日杯」(金沢競馬場2000メートル)です。今年最後の重賞タイトルを巡り、今季の金沢競馬を盛り上げたメンバーがほぼ顔をそろえ、まれにみる激戦になりました。

どの馬を軸にするか悩みますが、昨年このレースを勝っている◎7 ティモシーブルー(牡6、金田一昌厩舎)を信頼したいです。今季は4月の金沢スプリングカップなど3勝を挙げ、地方全国交流のイヌワシ賞や白山大賞典JpnIIIでは地元勢で最先着は果たしており、力は衰えていません。ここ2走は続けてトウショウデュエルに直線で競り負けていますが、いずれも早めに先頭へ押し出されてしまいタイマン勝負に持ち込まれた結果で、多頭数の2000メートル戦なら本領発揮ができそうです。何とか中日杯連覇を果たし、金沢最強馬の座をアピールしたいところです。

○1 サノサマー(牡6、加藤和宏厩舎)は中日杯と同じ2000メートルで争われた5月の利家盃の覇者で、6月の百万石賞では1番人気に推されましたが4着でした。秋初戦のイヌワシ賞で8着に惨敗したため、北海道へ放牧に出されて立て直しが図られました。北海道のラスト開催で戦列に復帰しましたが、最後方から直線内を突いて3着でした。その後金沢に戻ってきましたが、休み明けをひと叩きしてきた効果で、調子を崩していた夏場とは動きが一変しており、明らかに追い切りの手応えは上向いています。コーナーはあまり動けませんが、直線に向けば矢のように伸びてくる末脚があるだけに、追い比べ勝負になるならゴール前突き抜けてきそうです。

▲12 サトノファンタシー(牡7、金田一昌厩舎)は元中央7勝馬で、今回のメンバーでは実績面で断トツに抜けています。転入初戦は中央1勝クラスとのJRA交流戦でしたが、アタマ差の辛勝ながら競り勝ってしまうあたりに底力の高さを感じました。中央では1700メートル以下の距離ばかり使われていて、2000メートル戦は初めてとなりますが、追い通しでも最後までバテなかった前走内容からこなせない距離ではなさそうです。追い切りの反応も良くなっており、今回も直線の叩き合いに持ち込めれば競り勝つシーンがありそうです。

△9 ファストフラッシュ(牡5、鈴木正也厩舎)も10月に戦列に復帰してから3連勝中と勢いに乗っています。今季前半戦の重賞では5着続きでしたが、折り合いに不安がなくなった今の状態なら連絡みも狙えます。スローの逃げに持ち込んで4コーナー先頭で回ることができれば、直線もうひと伸びして踏ん張りそうです。

△6 トウショウデュエル(牡8、佐藤茂厩舎)もティモシーブルーに連勝した勢いから見逃せません。今年の百万石賞で2着に追い上げてきたように、勝負どころで一気にコーナーを駆け上がって4コーナー外から先頭に並び駆けることができれば悲願の重賞制覇に手が届きそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 7⇔1・12・9・6(8点)
3連単(フォーメーション) 7→1・12・9・6→1・12・9・6 1・12・9・6→7→1・12・9・6(24点)

中日杯の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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