レース展望・予想

底力の違い見せるサトノファンタシー「加賀四湯賞」(金沢競馬)

2020/11/17

3日間連続で開催されている今週の金沢競馬は、11月17日(火)に3日目が行われます。メインカードは第9レースのJRA交流「加賀四湯賞」(A2以下B1以上・中央1勝クラス、金沢競馬場1500メートル)です。いつもだとJRA勢ばかりが人気となりそうですが、今回は地元勢に元中央オープン馬がいるため、非常に興味深い一戦になりました。

◎8 サトノファンタシー(牡7、金田一昌厩舎)は、軽快な先行スピードを武器にJRAのダートで7勝を挙げた快速馬です。今夏に約1年3カ月ぶりに戦列へ復帰し復活を目指していましたが、3戦連続でふた桁着順が続いたため、新天地へ移籍することになりました。金沢にやってきたのは10月中旬で、11月に入ってから2本の速い追い切り時計を計時しており、ズブさを見せながらも仕掛けた時の反応の鋭さはさすが元中央オープンです。転入初戦からいきなりJRA条件交流戦に組まれましたが、これまでの実績を考えると中央1勝クラスが相手なら底力の違いを見せたいところです。

このサトノファンタシーに挑むJRA勢の一番手は○4 ミッキーマラン(牡5、JRA・長谷川浩大厩舎)です。金沢のJRA条件交流戦で未勝利を脱出した経歴があり、昇級後も笠松の条件交流戦で2着、今年7月の園田での条件交流戦でも2着と、今回のJRA勢の中ではもっとも地方の小回りコースで連対しています。約3カ月ぶりの休み明けだった前走時よりも坂路を駆け上がる動きがしっかりしてきており、以前よりも距離に融通性が出てきた今の状態なら1500メートル戦でも好勝負ができそうです。

▲2 アスターコルネット(牡3、JRA・南井克巳厩舎)はダート1600メートルの2歳新馬戦を逃げ切った好素材で、昇級後は掲示板内を確保が一杯のレースが続きましたが、1勝クラスでも通用するスピードは見せています。約6カ月半ぶりの休み明けとなった前走の札幌ダート1700メートル戦では、道中で気の悪さを出してしまい走る気をなくして12着に失速しましたが、地方条件交流戦なら巻き返しが狙えそうです。吉原寛人騎手の導きで最後まで本来のスピードが発揮できれば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

△10 ホウオウジョーカー(牡3、JRA・安田翔伍厩舎)も未勝利脱出は笠松の地方条件交流戦で、1勝クラスに昇級後は苦戦が続いていますが、この条件なら見直しは必要です。休み明け3走目となる今回は追い切りの動きも上向いており、自信を持っている地方の小回りコースで変わり身が期待できます。

△5 メイショウイヤサカ(牝4、JRA・藤澤則雄厩舎)は中央で未勝利を脱出できませんでしたが、昨年12月に移籍した兵庫で3勝を挙げて中央へ復帰しました。兵庫で開花したスピードが金沢でも発揮できるなら連絡みもありそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 8⇔2・4・5・10(8点)
3連単(フォーメーション) 8→2・4・5・10→2・4・5・10 2・4・5・10→8→2・4・5・10(24点)

加賀四湯賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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