レース展望・予想

エイシンビジョン反撃態勢「千里浜海岸特別」(金沢競馬)

2020/06/28

金沢競馬は今週も日、火曜日の通常開催です。6月28日(日)のメインは第11レースの「千里浜海岸特別」(A2級二組、金沢競馬場1400メートル)です。

金沢スプリントカップトライアルの金沢鼓門賞でまさかの2着に敗れた◎8 エイシンビジョン(牡7、金田一昌厩舎)がV奪回を狙います。兵庫から転入後4連勝して挑んだ前走でしたが、3コーナーから仕掛けながら前を走る馬をなかなか交わすことができませんでした。どうにか4コーナーで追いついて直線の追い比べ勝負に持ち込みましたが、一歩先に抜け出したエイシンクウカイにクビ差及ばすの惜敗でした。連勝は止まってしまいましたが、追い通しの手応えながらもゴール前伸びてきたのは底力がある証拠です。前走からあまりレース間隔がないため追い切りはかけられていませんが、休まずに乗り込まれています。何とか巻き返して元中央準オープン馬の意地を示したいところです。

○4 アンジュリアン(牝4、金田一昌厩舎)は浦和からの移籍馬で、ここまですべて逃げ切りで3勝を挙げています。1週前の能力検査でも先手を奪って終始リードして好タイムを計時しており、スピードはありそうです。7カ月ぶりの休み明けでA級からのスタートは条件的に楽ではありませんが、南関東でも勝っている1400メートル戦なら好勝負できるかもしれません。

▲5 フラッシュアロー(牝4、金田一昌厩舎)も逃げるとしぶとさを発揮するタイプです。エイシンビジョンと走った前走の金沢鼓門賞では6着でしたが、先手を奪ってペースを握ると道中で他馬に並びかけられても4コーナーを先頭で回りました。今回もエイシンビジョンが交わすのに手こずるなら、アンジュリアンと一緒にそのまま押し切ってしまう展開も考えられます。

△7 ハクサングロウ(牝6、加藤和義厩舎)は船橋からの再転入で、金沢では昨シーズンB2級で勝ち負けしていました。A2級からの再スタートとクラスは見込まれましたが、追い切りの動きは悪くなく、走り慣れたコースで復調のきっかけがつかめるかもしれません。

△6 マイネルリボーン(牡10、高橋俊之厩舎)は前走の金沢鼓門賞で最低人気ながら5着まで追い上げてきました。今回も直線の追い比べ勝負になるなら、再度突っ込んできそうです。

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馬単(ボックス) 8・4・5(6点)
3連単(フォーメーション) 8・4・5→8・4・5→8・4・5・7・6(18点)

千里浜海岸特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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