レース展望・予想

エンジェルパイロ世代初の重賞ウイナーへ「栄冠賞」(門別競馬)

2019/06/27

6月27日(木)の門別競馬メイン第12レースは、「第44回栄冠賞」(2歳、門別競馬場1200メートル)。

1戦1勝馬が5頭、しかも素質馬揃いということでレース前の予測が非常に組み立てにくい、難しいメンバー構成になった。しかしそこは、世代最初の重賞勝ち馬が決まる“日本一早い2歳重賞”だ。優勝馬にはJRA函館2歳ステークスGIII(芝1200メートル)への優先出走権も与えられる。目先のJRA北海道シリーズにも、そして先々の南関東ほか3歳クラシック戦線にも直結していく注目重賞だけに、少しでも多くのファンの皆さんに見届けていただき、できれば的中の幸運を掴んでいただきたい。

中心視するのは◎1 エンジェルパイロ(牝、角川秀樹厩舎・父パイロ)。デビュー戦は1000メートルに使われたが、稍重馬場をスイスイと逃げ切っての1分1秒7。それ自体は特段速いものではないが、平均的に速いラップを刻んで上がりもメンバー最速でまとめた走りは、1200メートルに延びてのラスト失速を想像させない。母エンジェルツイートは園田の名馬オオエライジンの半妹で、11年の東京2歳優駿牝馬(大井1600メートル)を快勝し、NARグランプリ2011・2歳最優秀牝馬に輝いた大器だった。血統背景からも、ダッシュに秀でた一本調子の単なる短距離馬ではないと思われるし、坂路での最終追いでも抜群の時計をマークしてきた。ここは重賞の舞台での真価発揮に期待する。

○7 ヘイセイメジャー(牡、松本隆宏厩舎・父マジェスティックウォリアー)は1000メートルのデビュー戦で4コーナー先頭から6馬身ちぎり、1200メートルに延びた前走ウィナーズチャレンジIでは最後方追走から直線だけで勝ち馬プリモジョーカーをハナ差まで追い詰めた。まったく違う戦法で勝ちに等しい結果で、ためてキレることを実証した前走は非常に価値が高く、スピード豊かな素質馬が揃った今回も猛然と追い込んできそうだ。

▲4 モリデンナイス(牝、桧森邦夫厩舎・父エスポワールシチー)もエンジェルパイロと同じくデビュー勝ちだけの1戦1勝馬だが、直前の追い切りは軽めに済ませた中での押し切りVだった。今回は一転、坂路での最終追いで抜群の好タイムを叩き出してきた。当初からここに照準を絞っていたかのような調教過程に映るだけに、頭まで突き抜けてくるシーンまで想像したくなる。

有力馬を挙げだしたらキリがないメンバー構成。勝ち馬候補はとても片手には収まり切らない印象で、連対候補として挙げるのは未練を断ち切りこの3頭に絞りたい。△2 ヨハネスボーイ(牡、桧森邦夫厩舎・父ヨハネスブルグ)、△5 バブルガムダンサー(牝、角川秀樹厩舎・父パイロ)、△9 ティーズダンク(牡、小野望厩舎・父スマートファルコン)、△11 コーラルツッキー(牝、田中淳司厩舎・父シニスターミニスター)を3連勝式のヒモ穴で押さえる。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(ボックス) 1・7・4(6点)
3連単(フォーメーション) 1・7・4→1・7・4→1・7・4・2・5・9・11(30点)

栄冠賞の出走表はこちら

(文/HDK)


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