レース展望・予想

ポルタディソーニの相手探し「アマゾナイトオープン」（名古屋競馬）

2019/05/31

5月31日（金）の名古屋競馬メイン第11レースは「アマゾナイトオープン」（A級1組、名古屋競馬場1400メートル）。

前走のオープン特別で、王者カツゲキキトキトをゴール寸前まで苦しめた実力派◎1 ポルタディソーニ（牝5、瀬戸口悟厩舎）が断然の主役だ。前走は主導権を握って有利なレース運びが叶ったとは言え、着差はわずかクビ差の2着惜敗。改めて能力と、しぶとく高い先行力をアピールした内容満点の走りだった。前走から一気に2ハロン短縮されたが、同距離同条件だった3月戦で、コンマ1秒（クビ）差の2着に粘っているように、距離も心配なし。レース間隔が短いため、軽めの調整メニューだがデキ落ちもないムード。ワンクラス上の底力を存分に見せつけそうだ。

ポイントはポルタディソーニの相手探し。ただ短距離7ハロン戦を重視すれば○3 オトコギ（牡7、荒巻透厩舎）、▲4 ビターレ（牡5、藤ケ崎一人厩舎）の先行勢に食指が動く。ともに主導権を握りたいところだが、通算14勝すべてを逃げ切りで仕留める典型的な逃げタイプのオトコギ陣営はその思いが強いだろう。3枠と4枠。枠順は隣になったが、内枠のアドバンテージがあるオトコギが先制すると読んで、上位視するのがベター。

また、△5 エバーゴールド（牡5、瀬戸口悟厩舎）は2走前の昇竜戦Vに、準オープンでも2勝と力的にポルタディソーニに次ぐ存在と言える。しかし昨年11月（A級3組・3着）以来の久々の短距離戦で、7ハロンは本質的に距離不足の感が否めない。先行争いや速いペースなど、好走に展開の助けが必要になり、高い評価はできない。

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アマゾナイトオープンの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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