レース展望・予想

復活なるかサムライドライブ「東海クラウン」（笠松競馬）

2019/05/09

5月9日（木）の笠松競馬メイン第9レースは「東海クラウン」（A級1組・B級以上オープン、笠松競馬場1600メートル）。

勝ち負けレベルの馬が多く激戦模様だが◎10 サムライドライブ（牝4、角田輝也厩舎）の久々勝利に期待する。昨年9月の3歳重賞・秋の鞍を最後に勝利から遠ざかり、古馬の厚い壁にはね返されている。ただ、地元のオープンや準オープンに参戦して連続連対の近況。ともにベストとはいえない控える競馬でもしぶとさを発揮。古馬の実力派相手でも確実に柔軟さと自在性を身につけつつあるようだ。笠松出張戦は4戦して2、3着各1回と未勝利だが、地元名古屋よりも馬場が軽くなる笠松コースは脚質的に上積み材料。不利な大外10番スタートを克服し、約7カ月半ぶりの勝ち星を飾るか。

強さとモロさが同居するタイプだが○9 ドリームアロー（牡5、田口輝彦厩舎）も有力なV候補。前走A級2組は1番人気を集めながら好位から失速し5着に終わった。ただ4、3走前の東海クラウンでは1、2着と結果を残している。スムーズに流れに乗りやすい外枠はプラスに作用。あっさり巻き返しがあっても驚けない。

昨年8月の大井・黒潮盃以来の復帰戦になる▲2 ビップレイジング（牡4、笹野博司厩舎）の取捨もポイント。さすがにブランクが大きく、最終追い切りで併せたC級馬に遅れるなど、仕上がり途上面は否めない。ただ、何と言っても昨年の東海ダービー馬。直線勝負に持ち込めばいきなり力発揮も。

逃げ、先行タイプが多い構成でレースは比較的速い流れで推移しそうだ。差し馬向きなら△3 ノブイチ（牡4、川嶋弘吉厩舎）の一発も不気味。逃げ、先行馬向きの雨馬場が続いたこともあり、差し届かず掲示板止まりの昨今だが、1月の東海クラウンでは後方から鋭く追い込み2着に突っ込んでいる。その再現には警戒したい。

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馬単（マルチ）　10⇔2・3・7・9（8点）
3連単（フォーメーション）　10→2・3・7・9→2・3・7・9　2・3・7・9→10→2・3・7・9（24点）

東海クラウンの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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