レース展望・予想

巻き返しを図るジッテに注目「平成30年7月豪雨被災者支援」（金沢競馬）

2018/08/28

8月28日（火）に開催される金沢競馬は、第6～11レースが「平成30年7月豪雨被災者支援」競走として実施されます。メインレースは第10レースのA1級一組（金沢競馬場1500メートル）です。

◎3 ジッテ（牡4、鈴木長次厩舎）が再度巻き返せるか注目を集めます。前走の金沢スプリントカップでは内枠から先手を奪ってリードしたものの、3コーナーで勝った兵庫のエイシンスパルタンに捕まってしまい直線で大失速。最下位の9着に沈んでしまいました。しかし百万石賞で大敗しても次の日本海スプリントでは逃げ切ったように、あまりダメージは引きずらないタイプで、地元馬同士の1500メートル戦なら、スタートからスピードの違いを見せてつけて押し切りたいところです。

○2 ムーンファースト（牡4、金田一昌厩舎）は前走のA1級一組で2着入線後に鼻出血を発症してしまい、1カ月以上レース間隔が空きましたが、その間も休みなく毎週のように追い切られており、仕上がりには問題ありません。百万石賞から勝ち切れないレースが続いていますが、強引に先手を奪うジッテが再び失速する流れになるなら、好位から抜け出してくるチャンスがありそうです。

北海道から戻ってきたヤマミダンスが気になりますが、それ以上に北海道A1級で勝ち負けしている▲8 メジャーシップ（牡7、佐藤茂厩舎）の存在が不気味です。3歳時に北海道で2連勝して中央へ復帰した経歴があり、500万下でも2勝。その後南関東に移籍しても浦和のJRA条件交流戦で中央勢を撃破しています。昨春から北海道に再転入してA1級とクラスが見込まれましたが、前に行く積極的なレース運びで3勝を挙げています。中・長距離で活躍していた実績から金沢のレース体系には合いそうで、先行有利な今の馬場状態ならいきなりの激走も考えられます。

読売レディス杯で5着だった△5 サノココ（牝5、鈴木長次厩舎）も、地元馬同士なら見直しは必要です。△9 ファンタサイズ（牡5、吉井敏雄厩舎）も転入からまだ3着以内を外していない安定走行は魅力です。

＜おすすめの買い目＞　この買い目で投票
馬単（フォーメーション）　2・3→2・3・5・8・9（8点）
3連単（フォーメーション）　2・3→2・3・5・8・9→2・3・5・8・9（24点）

平成30年7月豪雨被災者支援の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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