レース展望・予想

ステッペンウルフ末脚上位「栄冠賞」(門別競馬)

2018/06/28

28日(木)の門別競馬メイン第12レースは、「第43回栄冠賞」(2歳、門別競馬場1200メートル)。

シーズン中で“最も門別らしさ溢れる重賞”と表現しても良いだろう、日本一早く行われる2歳重賞・第43回栄冠賞。かつて、後に南関東変則三冠を成し遂げるオリオンザサンクスが旭川1000メートルのレコードタイムで駆け抜けるなど、幾多の後の名馬たちを輩出してきた一戦だ。

今年は出走14頭中8頭が1戦1勝馬、善く言えば、底知れない魅力を秘めたスター候補ばかり、逆に厳しい見方をすれば経験が浅く、ちょっとした道中のプレッシャー等で秘めた能力をまったく発揮できないケースも十分に想定される、非常に難解なメンバー構成。このメンバーで同じレースを10回やっても、おそらくすべて違う結果になりそうな顔ぶれである。

こういったメンバー構成では、新馬戦で逃げて勝ち上がってきたようなタイプは、行けずに初めて砂をかぶったりすることで持てるスピードをまったく活かせない等の可能性もあるため、ここでは軸としては期待しづらい。もちろん、思いのほか楽な展開となり、スピードに物を言わせて快勝ーー!といったシーンもなくはないのだが、確率的には、長い直線でしっかり末脚を繰り出せることをすでに実証しているタイプを中心に据えたいところだ。

そこで軸に期待は◎5 ステッペンウルフ(牡、松本隆宏厩舎・父サウスヴィグラス)。デビュー戦の勝ち時計こそ速くはなかったが、ラストの瞬発力は秀逸。距離が1200メートルに延びた2戦目の前走も、4コーナー中団あたりから初戦同様に末脚を伸ばし、2戦2勝とした新種牡馬パドトロワ産駒・エムティアンの1馬身差2着まで押し上げてきた。落馬中止で不合格となった一度目の能力検査ではかなりの気の悪さも感じさせたが、二度目の能検、そして二度の実戦と走るごとに安定感を増しており、レースでの気性面の心配はそれほど抱かなくても良さそうだ。懸念があると言えばテンのダッシュ力で、それほど速くないだけに、これだけの多頭数となると序盤で揉まれ込んでかなり後ろに置かれてしまいかねない危険はあろう。叶うなら、序盤ある程度はついて行き、中団後ろくらいのポジションで直線に向くことができれば、持ち前の末脚で馬券圏内まで押し上げてこれるものとジャッジする。

はっきり言って、全馬に何らかの印を入れてもまったくおかしくない組合せだけに、ハズレ上等!である程度、絞っての対応としたい。

新馬戦は明らかに距離不足と思われる1000メートルで末脚を伸ばし、今回1200メートルへの延長は願ってもない条件と思われる新種牡馬ダノンバラード産駒○10 ウィンターフェル(牡、林和弘厩舎)を2番手にとり、差し脚魅力の▲12 サキコトレーヴォ(牝、米川昇厩舎・父ダノンシャンティ)、先行勢を捌ければ快足が活きそうな△3 ハッピーエマーブル(牝、田中淳司厩舎・父サウスヴィグラス)までが2番手圏内。

×2 ダイキンボシ(牡、角川秀樹厩舎・父フリオーソ)、×4 エアースピーダー(牡、田中淳司厩舎・父プリサイスエンド)、×6 アークヴィグラス(牝、小野望厩舎・父サウスヴィグラス)、×13 シェリーアモール(牝、山口竜一厩舎・父グラスワンダー)、×14 ホワイトヘッド(牡、田中淳司厩舎・父ダンカーク)を3連勝式のヒモ穴で押さえる。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 5⇔10・12・3(6点)
3連単(フォーメーション) 5→10・12・3→10・12・3・2・4・6・13・14 10・12・3→5→10・12・3・2・4・6・13・14(42点)

栄冠賞の出走表はこちら

(文/ひだか)


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