レース展望・予想

ウォーターディル逃げ切り濃厚「寒椿特別」(名古屋競馬)

2017/12/15

12月15日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「寒椿特別」(A級2組、名古屋競馬場1600メートル)。

主役はもちろん、上昇一途の◎3 ウォーターディル(牡4、塚田隆男厩舎)だ。A級昇格後の最近4走も自慢のスピードで中身の濃い走りを披露し続けている。レベル高い10月中央条件交流戦ではクビ差の2着に堂々と逃げ粘れば、10月の2組を逃げ切りV。前走は強敵アセイラントの10連勝阻止はならなかったが、わずかクビ差の2着。勝ちに等しい走りで、蓄えた力と高い先行力をアピールした。7頭立てと頭数は手ごろで、先行ライバルも少ない構成。マイペース逃げが有力なメンバーとあれば、逃げ切り確率も高まる。

今年の三冠馬、○6 ドリームズライン(牡3、川西毅厩舎)にも注目がそそがれる。初めての古馬相手の前走重賞、東海菊花賞ではまさかの8着惨敗。中団外目のいつもの位置取りとなったが、勝負どころをすぎても上昇せず、見せ場を作ることなく不発に終わった。陣営にとっても「?」の残る走りだったがわずか1走だけで見限ることはできない。さらに前走はカツゲキキトキトも参戦し乗り替わっていたが、大畑雅章騎手とのタッグが再結成。勝手知った主戦ジョッキーとのコンビ復活で本来の走りを取り戻したい。

3番手以下は混戦模様も、先行タイプが少なく▲5 ハナノパレード(牝5、迫田清美厩舎)にも流れが向きそうだ。近況は重賞参戦や強力な同タイプの先行馬との対戦が多く自分の走りが難しかったが、ウォーターディルを除けば差し馬ばかり。すんなり2番手からのレース運びが可能。ファンの馬券に絡んできそうだ。

復帰後確実に上昇気配がうかがえ、前走は中央条件交流戦で3着に食い込んでいる△4 マイネルカリスト(牡4、田中敏和厩舎)も一発あってもおかしくない。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 3→6・5・4 6→3(4点)
3連単(フォーメーション) 3・6→3・6→4・5(4点)

寒椿特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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