レース展望・予想

グルームアイランド貫録示すか「中日杯」（金沢競馬）

2017/12/10

金沢競馬の年末を締めくくる「第53回中日杯」（金沢競馬場2000メートル）が12月10日（日）のメイン第10レースで行われます。今年の金沢を盛り上げてくれた顔ぶれがほぼそろい、年末の大一番にふさわしい好メンバーとなりました。

今季は地元で4戦4勝と負けなし◎2 グルームアイランド（牡6、高橋俊之厩舎）が貫禄の違いを示せるかに注目です。前走の北國王冠では、連闘で挑んだ大井の東京記念での大敗ショックも懸念されましたが、2周目向正面から早めに仕掛けて先頭に立った名古屋のアサクサポイントを猛追し、直線半ばで交わしてしまうケタ違いのパワーを見せつけました。昨年の中日杯では5着に敗れていますが、自信を取り戻し完全復活した今の状態なら、2年ぶり2度目の中日杯制覇に手が届きそうです。

開幕戦から5連勝して百万石賞に挑み2着だった○1 メイジン（牡6、金田一昌厩舎）も今年の前半を大いに盛り上げてくれた一頭です。夏場に体調を崩してしまい復帰に時間を要しましたが、休み明けのA1二組をしっかり逃げ切ってスピード健在をアピールしました。グルームアイランドとは初対決となりますが、内枠を生かして終始リードできれば際どい勝負に持ち込めそうです。

▲3 ムーンファースト（牡3、金田一昌厩舎）は今年4月と遅めのデビューながら、8月のMRO金賞でヤマミダンスを抑えて逃げ切るなど3歳戦を盛り上げてくれました。前走の水沢で行われたダービーグランプリでは、雪まじりの馬場状態に戸惑ってしまい力は出し切れませんでしたが、佐賀の西日本ダービーでは4コーナー先頭で回ってあわやのシーンを作りました。古馬一線級との対戦は初めてとなりますが、逃げるメイジンを見ながら外目好位からロスなく運べれば、粘り込みが図れそうです。

今年の百万石賞を制している△4 トウショウプライド（牡7、佐藤茂厩舎）や、毎回堅実な追い上げを見せている△5 マイネルリボーン（牡7、高橋俊之厩舎）も警戒は必要です。

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馬単　2→1・3・4・5　1→2（5点）
3連単（フォーメーション）　2・1→2・1・3・4・5→2・1・3・4・5（24点）

中日杯の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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