レース展望・予想

オヤコダカ悲願の初制覇なるか「道営記念」(門別競馬)

2017/11/09

11月9日(木)の門別競馬メイン第12レースは、「第60回道営記念(H1)」(門別競馬場2000メートル)。

今季の古馬戦線を引っ張り続け、前走・瑞穂賞(H2)の3コーナー辺りまでは大半のファンが「2017年度・不動の主役」と思っていたであろう◎9 オヤコダカ(牡5、米川昇厩舎)。ところがその瑞穂賞は、肝心の勝負処からエンジンが掛からずじまい。豪快な差し切り勝ちをみせたドラゴンエアルに突き放され、逃げた格下B級のジュエルメッセージも最後まで捕らえ切れなかった。昨年4歳時には快勝していたレースで、距離面などに不安があった訳でもなく、上位入線馬には失礼に当たるだろうが、「まさかの完敗」に“呆気にとられた”という方も非常に多かったのではないか。この頂上決戦・道営記念(H1)に直結する一戦で完敗を喫したことにより、さらに200メートル延び、実際、昨年も牝馬タイムビヨンドに差し切られた大一番を前に、その評価が幾らかでも下がってしまうのは仕方ないことだろう。場合によっては当日、瑞穂賞を圧勝したドラゴンエアルに1番人気を譲ることになるのかもしれない。

ただ、非常に大事にレースを運んだように映った前哨戦を完敗してしまったことで、鞍上・石川倭騎手や厩舎関係者が、より「攻める」方向に気持ちを強めるのは間違いないだろう。さらに条件が有利になるドラゴンエアルに負けても已む無し、その開き直った気持ちで本来の先行力をフルに発揮する「攻めの騎乗」に徹すれば、同じ2000メートルで同馬を5馬身ちぎって圧勝した5月・赤レンガ記念(H3)の再現も期待できるはず。昨年あと一歩届かなかった悲願、道営記念初制覇なるかに注目だ。

とはいえ、○13 ドラゴンエアル(牡6、田中淳司厩舎)の戴冠可能性が大きく高まったのも事実。前述の赤レンガ記念・2着時は約4カ月半ぶりの休養明け初戦で、そこから順調に5戦を積み重ねて挑む今回は、赤レンガ記念当時とはデキそのものが全く違うと言って良いだろう。後ろから行くタイプで目標は明確、となれば道中の大きなアクシデントでもない限りは凡走はまず考えづらいし、人気を集めることを考慮すれば手を広げられる余地も非常に小さい。

よって、「千秋楽・結びの一番」の買い目として、馬単は◎オヤコダカ、○ドラゴンエアルの往復のみとし、3連勝式の相手は△6 ジャストフォファン(牡4、角川秀樹厩舎)、△8 ジュエルクイーン(牝5、田中正二厩舎)、△10 ステージインパクト(牡5、佐久間雅貴厩舎)、△11 マイティ(セン4、川島洋人厩舎)、△16 メジャーシップ(牡6、松本隆宏厩舎)の5頭に絞る。

2017年度シーズンも、ご愛読まことにありがとうございました!

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 9→13 13→9(2点)
3連単(フォーメーション) 9・13→9・13→6・8・10・11・16(10点)

道営記念の出走表はこちら

(文/ひだか)


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