レース展望・予想

ハクタイホウが駆け抜ける「疾風賞」（ばんえい帯広競馬）

2017/10/09

10月9日（月・祝）のばんえい帯広競馬メイン第10レースには、「疾風賞」（3歳以上選抜、定量）が行われます。

200メートルの直線をスタートから一気に駆け抜ける超スピードレースです。今回で7回目となりましたが、昨年度の優勝馬キタノサムライや3年前の優勝馬オイドンなど、名物スピードレースの常連は不在。8頭中4頭がスピードレース初出走となっています。特殊なレースで重量も470キロから500キロの軽量戦。「止まったら負け」であるため、騎乗する騎手の度胸が勝負を左右します、腰が引けていては勝てない一発勝負。2歳デビュー戦以来の重量で行われるため、意外な走りの馬の出番もありそうです。

◎8 ハクタイホウ（牡6、久田守厩舎）500キロを本命に推します。超スピードレースの経験が少ない馬が多い中で、2年前の同レースで58秒3の好タイムで3着の実績もあり、今季は6勝を挙げている好調馬です。500キロの軽量戦で200メートルを一気にかけ抜けるには、スピードはもちろんのこと、それ以上にパワーとスタミナが必要不可欠。その条件をバランスよく満たしているのがハクタイホウです。

○3 キサラキク（牝6、金田勇厩舎）480キロが対抗です。競走実績ならこのメンバーではナンバー1と言える快速牝馬です。昨年の疾風賞では初の挑戦でしたが、スピードレース常連馬のキタノサムライの2着と健闘しています。前走の岩見沢記念では、オレノココロに31秒の大差を付けられて5着と敗れていますが、今回は障害も直行で仕掛けるスピードレース。障害には注文が付くタイプのキサラキクですが「止まった時は負ける時」。強気勝負の阿部騎手に期待します。

▲4 セイコークイン（牝7、岡田定一厩舎）480キロが3番手。スピードレースの経験なら1番の快速牝馬です。7歳となり自己条件では苦戦続きでしたが、このレースだけは別格の一戦です。

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馬単8→3・4・5・2（4点）
3連単（フォーメーション）8→3→4・5・2（3点）

疾風賞の出走表はこちら

（文／小寺雄司）


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