レース展望・予想

スピード復活ヤマミダンスに期待「石川門カップ」（金沢競馬）

2017/09/24

9月24日（日）に開催される金沢競馬は、第10レースで行われる「石川門カップ」（3歳準重賞、金沢競馬場1700メートル）がメインになります。地元デビューの3歳馬による準重賞で、ほとんどの面子が9月10日のサラブレッド大賞典で対戦しており、2000メートルから1700メートルに距離が短くなっての再戦となります。

◎5 ヤマミダンス（牝、中川雅之厩舎）はサラブレッド大賞典を堂々逃げ切って、春の北日本新聞杯に続く金沢3歳重賞二冠を達成しました。石川ダービー、MRO金賞、加賀友禅賞で勝ちきれないレースが続いていましたが、前走は発馬を決めてハナを主張すると、競りかけてきたムーンファーストを寄せつけず、好位から詰め寄るサッキーヘラクレスを直線で突き放して押し切る強い内容でした。ようやく本来のスピードが戻ってきたようで、今後の遠征につなげるためにも、ここも勝って弾みをつけたいところです。

○1 ヴィーナスアロー（牝、金田一昌厩舎）はサラブレッド大賞典でヤマミダンスのライバルとして人気を集めましたが、後方のまま8着に沈みました。先行馬が止まらない流れでは仕方ない結果でしたが、上がり3ハロン38秒台の末脚は繰り出しており、決して調子落ちではありません。引き続き追い切りの気配は良く、前が激しく競り合う展開になれば、一気の末脚で浮上した石川ダービーの再現がありそうです。

▲4 ムーンファースト（牡、金田一昌厩舎）はサラブレッド大賞典で出遅れてしまい、何とかヤマミダンスからハナを奪ってペースを握ろうとしましたが、力尽きてしまい12着のシンガリ負けとなってしまいました。幸いにも大敗のダメージは見られず、追い切りの動きは変わらず悪くありません。ヤマミダンスよりも内枠に入った今回はハナ主張も可能なだけに、発馬を決めて巻き返したいところです。

加賀友禅賞でヤマミダンスに先着している△2 ゴールドハリアー（牝、黒木豊厩舎）や△7 カトリーヌスリジエ（牝、高橋道雄厩舎）も詰め寄る脚はあるだけに、展開次第で連絡みのチャンスはありそうです。

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馬単　5→1・4・2・7　1・4→5（6点）
3連単（フォーメーション）　5→1・4・2・7→1・4・2・7　1・4→5→1・4・2・7（18点）

石川門カップの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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