レース展望・予想

上位三つ巴戦もオレノココロが中心「岩見沢記念」(ばんえい帯広競馬)

2017/09/17

9月17日(日)のばんえい帯広競馬メイン第10レースには、「第53回岩見沢記念」が行われます。

ニュータカラコマやセンゴクエースが不在で、7頭と少し淋しい伝統の岩見沢記念となりました。マロニエ賞から1着フジダイビクトリー、2着オレノココロ、3着コウシュハウンカイ他4頭で再戦模様ですが、今回は当時よりも重量が、100キロ前後重いのが一番のポイントと言えます。マロニエ賞では1~3着が最大2秒7差なのに対し、3着と4着サクラリュウの差は5秒1もあり力量差は大きいのは明白です。上位3頭の三つ巴戦になりそうです。

◎3 オレノココロ(牡7、槻舘重人厩舎)830キロを本命に推します。今年のばんえい記念優勝馬で、1000キロの後遺症の心配もなく、今季9戦して2勝のうちの1勝は、重賞の旭川記念と好調を維持しています。前走のマロニエ賞でも、逃げるフジダイビクトリーにピッタリ並走し、障害も上手く切れていました。同馬とは15キロのハンデ差があり、それが最後まで響いたのか、差し切れずに2秒3差の2着と敗れていますが、素軽い動きを披露していました。今回は830キロの高重量でパワーが要求されます。当然、流れが緩くなるのは必至。唯一の弱点である障害でのヒザつきも、道中で息さえ十分に入ると克服できそうです。微妙なハンデもありますが馬場状態が極端に軽くならない限り、勝ち負けが期待できそうです。

○6 コウシュハウンカイ(牡7、松井浩文厩舎)840キロが対抗です。今回はトップハンデですが、オレノココロと10キロ差、フジダイビクトリーと20キロ差は、今の勢いなら十分克服できる重量差と言えます。昨年はフジダイビクトリーの2着と惜敗していますが、今年は持ち前の障害力で巻き返しを図ります。

▲4 フジダイビクトリー(牡9、中島敏博厩舎)820キロが3番手。前走のマロニエ賞で今季初勝利を挙げています。上位3頭のうち、最軽量で出走できる今回は恵まれた感もあり、昨年に続き2連覇を狙います。

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馬単 3→6・4(2点)
3連単 3→6→4(1点)

岩見沢記念の出走表はこちら

(文/小寺雄司)


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