レース展望・予想

人気薄ならファイトガールの逃げ切りに期待「シルバーカップ」（ばんえい帯広競馬）

2017/06/11

6月11日（日）のばんえい帯広競馬メイン第10レースには、「シルバーカップ」（A2級-2組）が行われます。

10頭と頭数は揃っていますが、近2走は勝ち星がなくやや精彩を欠いた馬同士での特別戦です。前で競馬したいイッキフジ（牡7、西弘美厩舎）、ファイトガール、アアモンドロシアに対し、末脚で勝負したいのがキタノサムライ、ホクショウサスケと脚質がはっきりした馬が多く、展開ひとつでガラリ一変しそうな難解なレースです。

◎1 ファイトガール（牝7、坂本東一厩舎）650キロを本命に推します。近走では、A2級の平場戦でカゲホウトウの8秒5差の5着後は、特別戦でシンザンボーイの21秒3差の8着、セイコークインの7秒差の5着、前走の旭岳特別ではカネゾウの17秒6差の7着とひと息の成績ですが、毎回先行して障害も良く自分なりの競馬を展開しています。特に4走前の5着はスタートから積極的に逃げ、直線では先頭集団を進み一旦はそのままゴールも見えたほどの走り。ゴール直前で失速していますが、自分で展開が作れた時の逃げ脚には定評がある馬です。今回はイッキフジ、ヤマノウンカイなどが前で競馬しそうですが、その中でもファイトガールの逃げ脚が一番。馬場状態も前日の雨が残っているようで、それもプラスになりそうです。

○7 メムロコマチ（牝5、西弘美厩舎）650キロが対抗です。今季5戦して1勝、2着1回の成績です。中団を進み、直線抜け出して差し切るのが勝ちパターン。キタノサムライやホクショウサスケのような鬼脚は使えませんが、障害の切れは良いタイプです。

▲3 ヤマノウンカイ（牡8、大友栄人厩舎）670キロが3番手です。やや人気が先行するタイプで、障害力を生かしての逃げが得意と言えますが、同型馬が多く展開の助けが欲しい場面です。

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馬単　1→7・3・2・10（4点）
3連単（フォーメーション）　1→7→3・2・10（3点）

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（文／小寺雄司）


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