レース展望・予想

絶好調牝馬タイムビヨンドの激走期待「道営記念」(門別競馬)

2016/11/10

11月10日(木)の門別競馬ダブルメインの第12レースは、「第59回道営記念(H1)」(門別競馬場2000メートル)。

おそらく断然の人気を背負うだろう、重賞4連勝中で頂点目前の▲9 オヤコダカ(牡4、米川昇厩舎)。もちろん重い印を打つ必要がある一頭だが、ここは他の有力馬からこぞって目標とされる競馬になる。赤レンガ記念での勝鞍こそあるものの、決してベストとは言えないだろう「2000メートル」が舞台だ。この一年の成長ぶりはもちろん著しいし、道営記念を勝つに相応しい実績を収めてきたファン投票1位ホースだが、330メートルの長い直線では後続の有力馬の厳しい追い上げが待っていても決して驚けない。

そこで激走に期待を懸けたいのが、前5戦で4勝を積み重ね絶好調を誇る4歳牝馬◎6 タイムビヨンド(牝4、堂山芳則厩舎)だ。昨年の3歳三冠ロードでは、北斗盃3着(優勝オヤコダカ)→北海優駿2着(同フジノサムライ)→王冠賞2着(同オヤコダカ)と善戦を重ね、シーズン終了後に勇躍遠征した岩手・ダービーグランプリ(水沢2000メートル)では並み居る南関東の強豪牡馬に交じり、羽田盃馬ストゥディウムの2着と大健闘。東京ダービー馬ラッキープリンス、京浜盃8馬身差ブッチギリ圧勝のオウマタイムらには先着してみせた。この一戦も含め、距離2000メートルでは3戦1勝、2着2回とパーフェクト連対を誇る。3走前、水沢遠征で挑んだ牝馬重賞ビューチフルドリーマーカップのように、1番人気で自ら動かざるを得ない展開だと持ち味が半減するものの、目標を定め他馬が作り出した激流に乗って進出していける競馬なら持ち前の末脚がさく裂するはずだ。3歳時までは一走ごとに体重減を心配しなければいけなかったのが、4歳秋を迎えてすっかり体質強化。今季はずっと460キロ台をキープして大一番までたどり着いた。まさに機は熟し、舞台は整った。今季、ホッカイドウ競馬「生え抜き」ジョッキーで初めて「通算2000勝」の大台に乗せた豪腕・五十嵐冬樹騎手の手綱が、今季最終日・最終レースの頂上決戦で冴え渡るか。

2番手に推したいのが3歳二冠馬の○8 スティールキング(牡3、角川秀樹厩舎)。前走・瑞穂賞では、相手を今回も目標となるオヤコダカ一頭に絞って直線で猛追。結果、振り切られてしまったものの、わずか3/4馬身差まで詰め寄ってみせた。一つ上の先輩と同じ3歳二冠馬でも、こちらは2000メートルの北海優駿(ダービー)を勝っての道営記念。まぁそこは、オヤコダカも落馬さえなければ勝っていた可能性が高そうではあるが・・・。ともあれ、大目標の一戦で偉大な先輩オヤコダカ以下を逆転できる可能性は十分に秘めていよう。

一昨年の優勝馬△7 ウルトラカイザー(牡8、林和弘厩舎)、道営転入後の好状態魅力の△11 ワットロンクン(牡5、岡島玉一厩舎)、相性良い金沢・吉原寛人騎手を起用してきた△12 ジュエルクイーン(牝4、田中正二厩舎)、相手なりの走りで確実に掲示板圏内に上がってくる古豪10歳馬△13 ソルモンターレ(セン10、米川伸也厩舎)を3連勝式のヒモ穴で押さえたい。

<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 6⇔8・9(4点)
3連単(フォーメーション) 6→8・9→8・9・7・11・12・13 8・9→6→8・9・7・11・12・13(20点)

道営記念の出走表はこちら

(文/ひだか)

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