レース展望・予想

大器復活なるかマックスガーデン「北海道新幹線×nittan特別」(門別競馬)

2016/11/03

11月3日(祝・木)の門別競馬メイン第12レースは、「北海道新幹線×nittan特別」(B3-2~C1-1、門別競馬場1200メートル)。

"眠れる大器"◎4 マックスガーデン(牝3、林和弘厩舎)にあらためて復活の期待を懸ける。昨年大晦日の南関東S1・東京2歳優駿牝馬8着の後、休養が長引き、今年9月まで復帰がずれ込んだのは陣営にも大きな誤算だったろうが、輪をかけて誤算だったのが復帰後3戦3、2、4着というもどかしい結果ではなかろうか。なにせ昨年2歳時、きょうJBCレディスクラシックJpnI出走の現JRA・タイニーダンサーや、昨夜川崎・ロジータ記念に出走した現川崎・モダンウーマンと「牝馬3強」を形成し、頂点を競った逸材なのだから。現時点ではその2頭に大きく引き離されてしまっているが、まだまだ巻き返せる能力も時間も、十分にある(はずだ)。圧倒的1番人気に推された前走は、ゲートを潜るような仕草を見せたタイミングでゲートが切られたように見え、不運だった面もあるが、そこからちょっと焦り気味に前を取りに行き、序盤から脚を使ってしまったことで、ラスト失速という結果に。この一戦を機に、陣営は休み明け初戦からコンビを組んできた黒澤愛斗騎手から、昨年のリーディングトップ五十嵐冬樹騎手に鞍上を替えて臨む。前走の敗因の一つが「時計のかかる、非常に力の要る馬場状態」にあることも考えられるだけに、今回のコンビ交代のみで結果が最善となるかは微妙な感も無きにしも非ず、なのだが、今季ホッカイドウでの最終戦(となる可能性が大)ということで、陣営ができる限りの対応をしてきた以上、もう一度「大器復活」に懸けるしかないという結論だ。全国のファンの期待も高い一頭、何とか強さを取り戻してほしい。

目下3連勝と破竹の勢い○10 モエルア(牝4、角川秀樹厩舎)がレースを運びやすい外枠に入り、最大の強敵となりそう。前走は条件厳しい最内枠で競馬にならなかった▲8 ローツェフェイス(セン5、佐久間雅貴厩舎)も巻き返し十分。

先行してしぶとい△3 エムティーシャトル(牝3、角川秀樹厩舎)、△11 メイショウカゲロウ(牝4、田中淳司厩舎)、差し堅実△2 ステラインベレッタ(牝6、山中静治厩舎)も連下争いでは差がない。

大器復活を願う以上、マックスガーデンに今回こそ決めてもらうしかない。点数が増えることも考慮し、馬券は◎1着固定で臨む。

<おすすめの買い目>
馬単 4→10・8・3・11・2(5点)
3連単(1軸流し)4→10・8・3・11・2(20点)

北海道新幹線×nittan特別の出走表はこちら

(文/ひだか)

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