レース展望・予想

GI級の器ナムラビクター転入初戦「コスモバルク記念」（門別競馬）

2016/04/28

4月28日（木）の門別競馬メイン第9レースは、「第6回コスモバルク記念（H3）」（門別競馬場1800メートル）。

2014年JRA・チャンピオンズカップGIで王者ホッコータルマエを追い詰め2着した大物、ナムラビクターが転入初戦を勝利で飾れるかに注目だ。全国の「ダートグレード行脚」も見据えるが、まずは地元重賞でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。

◎8 ナムラビクター（牡7、田中淳司厩舎）はJRA7勝。2014年阪神・アンタレスステークスGIIIでの重賞初Vを含めオープン4勝、国内ダート中距離の最高峰競走・チャンピオンズカップGI（前年までジャパンカップダートとして施行）で王者ホッコータルマエを半馬身差まで追い詰めた豪脚は、紛れもなく「GI級」だろう。昨年暮れ東京大賞典GI5着以来だが、直前の2週にわたって坂路で好時計を連発。息はできているとみて良く、転入初戦から地力の違いを見せてくれそうだ。

昨年このレースを制した地元の雄◯7 ウルトラカイザー（牡8、林和弘厩舎）は、昨年も門別では全く崩れず、道営記念でも2着に踏ん張った。こちらも1週前の坂路で好時計、仕上げは抜かりないとみて良さそうだ。ナムラビクターより前で攻めて押し切りも。

▲5 オヤコダカ（牡4、米川昇厩舎）は昨年の3歳二冠馬。3番人気に推された道営記念は内枠が災いして道中揉まれ、結果7着に沈んだが、道中スムーズに気分よく先行できればラストまで脚色衰えない本来のダイナミックな走りを期待できる。伸びしろ大の4歳馬、まさしく「単穴」だ。

△3 オースミイチバン（セン7、齊藤正弘厩舎）も2012年兵庫チャンピオンシップJpnII、2013年ダイオライト記念JpnIIのダートグレード2勝馬だが、脚部不安でいったん現役を退き牧場に下がっていた。このたび門別で復帰の運びとなったのだが、ブランクが大きいだけに評価は落とさざるをえないが、能力検査も上々の時計で動いたし、これだけの実績馬。こちらも大いに注目だ。

＜おすすめの買い目＞
馬単　8→7・5（2点）
3連単（フォーメーション）　8→7・5→7・5・3（4点）

コスモバルク記念の出走表はこちら

（文／ひだか）


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