レース展望・予想

JRA"4世代"有力馬の激戦制すか武豊キャニオンバレー「ブリーダーズGC」(門別競馬)

2015/08/13

13日(木)門別競馬"ダブルメイン"の2カード目は、第10レースで争われる「第27回ブリーダーズゴールドカップJpnIII」(3歳以上牝馬、門別競馬場2000メートル・外回り)、14頭立て。

昨年から「真夏の牝馬・頂上決戦!」に衣替えして今年が2度目となりますが、今回もほぼフルゲートの15頭(出馬投票時。残念ながら枠順確定後にJRA・アクティビューティが出走取消)が集結し、そのコンセプトにふさわしいメンバー構成となりました。

特にJRA勢は、古豪8歳馬アクティビューティこそ取消となったものの、「勢いある3歳」から「完熟の6歳」まで4世代から"代表格"と称していいだろう4頭がエントリー。関東オークスJpnIIで驚愕のブッチギリVを決めた3歳の新星◯8 ホワイトフーガ(牝3、JRA・高木登厩舎)に、3月の川崎「エンプレス杯JpnII」で元女王ワイルドフラッパーに引導を渡した▲7 アムールブリエ(牝4、JRA・松永幹夫厩舎)、このレースの前年覇者にしてJBCレディスクラシックJpnI快勝で「女王」の座に就いた△10 サンビスタ(牝6、JRA・角居勝彦厩舎)ら、本当に錚々たる顔ぶれが集結したわけですが、その中でも「主役」に推すのが◎13 キャニオンバレー(牝5、JRA・河内洋厩舎)です。前走・準オープン「丹沢ステークス」(東京ダート2100メートル)を勝ってオープン入りしたばかり。もちろんまだ重賞勝ちもない"格下"ではあるのですが、ここ数戦、準オープンで戦ってきたメンバーレベル、特に牡馬勢のレベルが高い印象だったことに加え、すべて上がりを37秒台前半から半ばでまとめている点はなかなか秀逸。鞍上は今回も"千両役者"JRA武豊騎手、ここ3戦続けて手綱を執って2、2、1着と完全に手の内に入れています。他馬の出方を見ながら自在に動ける7枠13番は絶好でしょうし、父シンボリクリスエス×母の父サンデーサイレンスという血統背景も「広くてゆったり回れる」門別コースにはジャストフィットの印象です。8月は昨年小倉→新潟で2連勝を決めた「得意な季節」でもあり、牡馬混合の準オープンを圧勝した勢いそのままに初挑戦で重賞Vを決めてみせる可能性も十分とみます。

前年覇者サンビスタの評価を△まで落としたのは、近走その勢いに幾らか翳りが見えているのに加え、昨秋JBCレディスクラシックを勝ったことで今回も斤量58キロを背負う点が厳しいとの判断から。昨年はグイグイ力を付けている最中での「55キロ」だったことを思い返すと、そうした近況の中で「3キロ増」はなかなか厳しい条件だと言わざるを得ません。

地方勢では、JRA5勝(地方交流戦1勝含む)の実績を引っさげて道営・田中淳司厩舎に転入してきた実力馬×9 サンバビーン(牝5)が大将格。前走、叩き2戦目で臨んだ門別の牝馬頂上決戦「ノースクイーンカップ(H2)」を6馬身差で圧勝。さらに調子を上げており、JRA勢の「上位独占」に待ったを掛けたいとの意気込みに注目です。

<おすすめの買い目>
馬単(フォーメーション) 13・8→13・8・7・10(6点)
3連単(フォーメーション) 13・8→13・8・7・10→13・8・7・10・9(18点)

ブリーダーズゴールドカップの出走表はこちら

(文/ひだか)


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