レース展望・予想

連勝伸ばすかウルトラカイザー「星雲賞」(門別競馬)

2015/07/09

9日(木)の門別競馬メイン第7レースは、今季新設された「内回り」1600メートルで争われることになった古馬重賞「第12回星雲賞(H3)」(JBC協会協賛スタリオンシリーズ生産者賞「パイロ賞」)、12頭立て。

目下7連勝&重賞4連勝のウルトラカイザーを頂点に、今春の古馬2重賞で同馬と大接戦を演じた2頭キタノイットウセイ&△7 グランプリブラッド(牡6、田中淳司厩舎)が形成する「古馬3強」を向こうに回し、圧倒的1番人気に推された前走「北海優駿(ダービー)」で発馬直後につまづいて落馬の憂き目に遭った"幻の3歳2冠馬"オヤコダカがどんな走りを見せてくれるのか。

もちろん、初の「内回り」で古馬3強の着順が入れ替わるのか?をはじめとする別の視点での興味もあるでしょうが、やはり最も注目されるのは「古馬3強」vs.「"幻の2冠馬"オヤコダカ」の初対決でしょう。そこまで見る側の興味を引く最大の要因は、3歳オヤコダカの「並外れたポテンシャル」にあります。昨秋の2歳JpnII「兵庫ジュニアグランプリ」(園田1400メートル)で強敵JRA勢を抑えて2着に食い込み、今回と同じ内回り1600メートル争われた3歳1冠目「北斗盃」では7馬身差のブッチギリV。そして、さらに圧巻だったのが今季2戦目のA1下特別でした。3年前の3歳2冠馬で昨年の道営記念4着馬ニシノファイターを4コーナーであっさり捻じ伏せ、差を詰めようとした2着ナリタボルトに6馬身もの決定的な差をつけてみせたのです。それら一連の驚愕パフォーマンスに加え、今回は兵庫ジュニアグランプリで2着に導いた名手・川原正一騎手が園田の開催日にもかかわらず遠路はるばる乗りに来るということで、落馬後の一戦でも1番人気に推される可能性すらありそうです。この先に8月のJRA札幌GIII「エルムステークス」(ダート1700メートル)挑戦も見据えているオヤコダカが、歴戦の古馬3強を圧倒してしまうシーンがあっても全く驚けない訳ですが、当欄の結論は、その実績と勢いに敬意を評して◎11 ウルトラカイザー(牡7、林和弘厩舎)。前走・赤レンガ記念(2000メートル)は、宿敵◯10 キタノイットウセイ(牡5、松本隆宏厩舎)に完全に前に出られるシーンもありながら、ゴール寸前、驚異の差し返しで連勝を伸ばしてみせました。自身も3歳時、佐賀で2000メートルの「中島記念」を快勝した実績はあるものの、近況からは宿敵キタノイットウセイにより分があるだろうとの見方が出ていた1ハロン延長の鞍で、いったん交わされながら、最後の最後に盛り返した内容はあまりにも秀逸。最適距離と思われる1700~1800メートルを中心に、1200~2000メートルまで幅広く対応してきたわけですが、どちらかと言えば持ち前のスピードを最大限に活かせる「距離短縮」の方がプラス要素が大きいでしょう。元より佐賀の小回りで頭角を表した優駿で、初の門別「内回り」1600メートルも楽々クリアできるとみるのが妥当。3歳の大器▲8 オヤコダカ(牡3、原孝明厩舎)に「まだ早い!」と言わんばかりのパフォーマンスを見せる可能性が高いと判断しました。

3連勝式のヒモ穴には、×3 ピエールタイガー(牡7、堂山芳則厩舎)、×4 リバーキンタロー(牡7、若松平厩舎)、×12 ハスラー(牡7、田中淳司厩舎)を拾います。

<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 11⇔10・8・7(6点)
3連単(フォーメーション) 11→10・8・7→10・8・7・3・4・12 10・8・7→11→10・8・7・3・4・12(30点)

星雲賞の出走表はこちら

(文/ひだか)


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