レース展望・予想

史上5頭目三冠馬に王手掛けるか大器オヤコダカ「北海優駿(ダービー)」(門別競馬)

2015/06/02

2日(火)の門別競馬メイン第11レースは、ダービーウイーク第3戦の「第43回北海優駿(ダービー)」(H1・3歳、2000メートル・外回り、20時40分発走予定、JBC協会協賛スタリオンシリーズ馬主賞「エイシンフラッシュ賞」)。

1冠目「北斗盃」(1600メートル・内回り)を7馬身差で圧勝し、2冠制覇めざす◎ 5オヤコダカ(牡、原孝明厩舎)のパフォーマンスに、全国の耳目が集中することになるでしょう。まず1冠を制した3歳初戦の走りもさることながら、ファンだけでなく他の乗り役や厩舎関係者の度肝を抜いたのがシーズン2戦目の前走A1下特別(1800メートル・外回り)で見せたケタ違いの強さでした。戦前は、管理する原師も「北海優駿に向けて良い経験になれば」とちょっと控えめとも思えるコメントだったのですが、いざゲートが開けば、重賞でも上位人気に推される古馬勢を逆にまさしく子供扱い。3年前の3歳2冠馬で昨年の道営記念でも4着に踏ん張った実力馬ニシノファイターを4コーナーで楽々交わして置き去りにすると、330メートルの長い直線は完全に独り舞台。ゴール前で差を詰めにかかった2着ナリタボルトを、最後は流しながら6馬身もちぎって見せたのです。レース後には「道営記念まで勝たれちゃうレベルだね」と話していた他陣営の調教師もいたほど。まだ3歳春の時点で、これだけ図抜けたパフォーマンスを見せられると、今後の「成長」も加味して「どこまで強い馬になるのか?」との期待が高まるばかりなのですが、この北海優駿(ダービー)でも、その期待に違わぬ圧巻の走りを再び見せてくれる可能性が高いでしょう。唯一の懸念といえば、圧倒的1番人気に推された2歳秋の重賞サンライズカップ(H3)で、他馬に内から行かれたのにエキサイトしてハミを噛みっぱなしの状態になってしまい、全く息が入らないまま4コーナーで失速した時のような"気性面の幼さ"なのかもしれませんが、3歳になった今季2戦を見る限りは、そうした気性面にも成長が感じられるだけに、2冠制覇、そして2010年クラキンコ以来5年ぶり5頭目となる「3冠馬」に王手をかけるとみます。

相手本線は、もう一頭の「全国級オープン馬」◯2 ジュエルクイーン(牝、田中正二厩舎)です。昨秋のエーデルワイス賞JpnIII(門別1200メートル)で2着に食い込み、遠征の笠松「ラブミーチャン記念」も差し切ってグランダム・ジャパン2014「2歳シーズン」女王に輝いた実績馬。同2015「3歳シーズン」制覇をめざし、名古屋に転出しましたが小回りで持ち味が減殺されてしまったこともあり再び門別に帰ってきました。その初戦だった前走重賞「ヒダカソウカップ」では、同世代の宿敵ルージュロワイヤルにゴール寸前でクビ差交わされてしまうも、JRA5勝でオープンから転入してきた快足馬サンバビーンを自ら競り潰した内容は非常に優秀。前走504キロと牝馬としては非常に雄大な馬格を有しており、そのスピード能力で大本命オヤコダカに冷や汗をかかせるシーンもあるかもしれません。

この2頭のラインは非常に強力とみて、他は3連勝式のヒモ穴評価。トライアル「ローズキングダム賞」を差し切って挑む昨秋遠征「南部駒賞」(水沢1600メートル)3着馬△8 フジノサムライ(牡、米川昇厩舎)、JRA未勝利で転入初戦だった前走を楽に勝ち上がった△1 アルランピード(牡、松本隆宏厩舎)、「北斗盃」3着馬△6 タイムビヨンド(牝、堂山芳則厩舎)、嵌まった際の末脚強烈△3 ミオネイチャー(牡、堂山芳則厩舎)を押さえます。

<おすすめの買い目>
馬単 5→2(1点)
3連単(フォーメーション) 5→2→8・1・6・3(4点)

北海優駿(ダービー)の出走表はこちら

(文/ひだか)


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