レース展望・予想

1000m新馬で8馬身差の快足! 距離延長でもモダンウーマン「栄冠賞」(門別競馬)

2015/06/30

30日(火)の門別競馬メイン第12レースは、日本一早く2歳の重賞勝ち馬が誕生する大注目の一戦「第40回栄冠賞(H2)」(門別競馬場1200メートル・外回り、JBC協会協賛スタリオンシリーズ馬主賞「アイルハヴアナザー賞」)。優勝馬には7月26日JRA「函館2歳ステークスGIII」への出走権が与えられるのですが、その意味でも「絶対に見逃せない一戦」だと言えるでしょう。

すでに「2戦」のキャリアを有するのが7頭、そして今回と同距離1200メートルを経験しているのも8頭いるメンバー構成ですが、それでも敢えて、1000メートルの新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ競走)を勝ち上がっただけのキャリア1戦馬◎6 モダンウーマン(牝、角川秀樹厩舎・父サウスヴィグラス)を主役として期待しますその5月27日の新馬戦。もちろん「8馬身」の着差もさることながら、門別1000メートルではハッキリ不利とされる12頭立ての大外枠から真一文字に逃げ切ったパフォーマンスは、まさしく「圧巻」の一語でした。当時482キロの雄大な馬格、余裕残しで後続を引き離す一方の強靭な末脚は逆に、末脚の持久力を求められる門別1200メートルでこそ「真価」を発揮できるのではないでしょうか。半姉に昨年の門別2歳戦線で大活躍したフィーリンググー(父セイントアレックス。新馬勝ち→栄冠賞2着→エーデルワイス賞JpnIII4着など)がいる良血馬で、新馬戦のパフォーマンスからは当然、その姉以上の活躍を期待したくなる逸材です。父が、現在ダートのスプリンター種牡馬としてはトップ級の活躍を見せているサウスヴィグラスに替わり、姉フィーリンググーの実績を超える「栄冠賞・優勝=2013年生まれ世代最初の重賞勝ち馬」という快挙を成し遂げる可能性は十分でしょう。

強敵も、同じ角川秀樹厩舎勢か。○10 スティールキング(牡・父シルバーチャーム)は新馬戦こそハナ差の2着惜敗も、2戦目アタックチャレンジでは逃げて2着を7馬身も置き去りにする圧勝でした。こちらも半兄に、JRA元オープン馬で3年前の短距離王決定戦「道営スプリント」を制したシャイニングアワーがいる良血。被せられる心配が殆どない外枠からの発馬、ガッチリ好位追走から楽に抜け出してくるシーンまであるかもしれません。名古屋のトップジョッキー・岡部誠騎手を起用してきたところにも、陣営の高い意欲が見て取れます。

▲5タイニーダンサー(牝、角川秀樹厩舎・父サウスヴィグラス)も「角川厩舎・三本の矢」の一頭で、ひと足早くオープン(勝ち馬同士)の戦いで小差2着。ハイレベルの競走ですでに実際に勝ち負けの競馬をしてきた経験は大きなアドバンテージになるだけに、「大器の相」ある前記◎◯の2頭を打ち破っての「函館2歳ステークス・出走権ゲット」も十分にありそうです。

他の出走馬も、いずれ劣らぬ好素質馬揃いですが、食指を伸ばすほど買い目も際限なく増えてしまうので、ここは思い切って「連対圏内」を"角川厩舎・三本の矢"に絞り、△2 エイシンキロオル(牡、松本隆宏厩舎・父マンハッタンカフェ)、△3 プレイザゲーム(牡、田中淳司厩舎・父パイロ)、△7 ランランラン(牝、田中淳司厩舎・父エクラヴァンクール)、△12 バーバリライオン(牡、川島洋人厩舎・父オンファイア)の4頭は3連勝式のヒモ穴で押さえます。

<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 6⇔10・5(4点)
3連単(フォーメーション) 6→10・5→10・5・2・3・7・12 10・5→6→10・5・2・3・7・12(20点)

栄冠賞の出走表はこちら

(文/サイツ)


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