レース展望・予想

末脚生かしてブラックスキャット「スプリングカップ」（名古屋競馬）

2015/03/12

3月12日（木）の名古屋競馬メイン第10レースは「第40回スプリングカップ（SP1）」（3歳、名古屋競馬場1400メートル）。地方全国交流レースに、ハイレベルの南関東地区からの2頭を筆頭に5頭が遠征に訪れ、東海勢5頭と激突します。

キャリアの浅いフレッシュ3歳重賞で、大激戦ムードもあって、予想難度Eクラスですが、差し脚シャープな地元の◎7 ブラックスキャット（牝、原口次夫厩舎）に期待します。重賞初挑戦の1月新春ペガサスカップを鋭い決め脚と勝負根性で、いきなりSP1を仕留めたセンスの持ち主で、馬込みも苦にせず、折り合いの心配もなし。前走のSP2・梅桜賞はマイペースに運んだ兵庫のトーコーヴィーナスに逃げ切りを許しましたが、確かな末脚での2着キープは地力の証。人気馬に先行タイプが多くテンが速くなれば、ブラックスキャット自慢のキレが生きてきます。

重賞初参戦ですが○4 ハーモニーウィル（牡、川崎・高月賢一厩舎）は底を見せない魅力にあふれています。レベル高い南関地区で【2・2・1・0】。ファンの馬券に貢献し続け、脚質に自在性の強みもあります。キャリア5戦ですが、いきなり大仕事も可能。

▲3 キモンダッシュ（牡、川西毅厩舎）も潜在能力があります。中央500万下で5着入着がある実力派。手探りの転入初戦になりますが、中央でもまれてきた経験値の高さは軽視できません。

勢い一番は現在3連勝中の△10 マキシマムカイザー（牡、兵庫・小村正也厩舎）。セールスポイントは先行力ですが控える競馬もこなせ、うまく流れに乗れれば差もわずか。

また同タイプの先行ライバルが多いものの1ハロンの距離短縮を歓迎する△11 ハナノパレード（牝、迫田清美厩舎）にも注意したいです。

＜おすすめの買い目＞
馬単（マルチ）　7⇔3・4・10・11（8点）
3連単（フォーメーション）　7→3・4・10・11→3・4・10・11　3・4・10・11→7→3・4・10・11（24点）

スプリングカップの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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