レース展望・予想

直線一気にアロマベール「金沢ヤングチャンピオン」（金沢競馬）

2014/11/30

今年最後の金沢2歳重賞「第17回金沢ヤングチャンピオン」（金沢競馬場1700メートル）が、11月30日（日）のメイン第10レースで行われます。これまでは12月に行われていた重賞ですが、今年は施行時期が早まり、4日に行われた兼六園ジュニアカップから1カ月も間がないことから、前回の好走馬が人気を集めそうです。

その兼六園ジュニアカップを転入初戦で制したのは◎2 アロマベール（牡、金田一昌厩舎）です。420キロ台の小柄な馬体で気配的には目立ちませんでしたが、レースでは馬群に包まれながらも道中しっかり脚をためて、3コーナー過ぎから外に持ち出すと外から一気に駆け上がって直線弾けました。勝ちっぷりの良さから今後が楽しみな逸材で、1700メートル戦も門別で何度も経験していることから、今回も直線一気の末脚が見ものです。

○6 ハッピールミエール（牝、金田一昌厩舎）は兼六園ジュニアカップで、ゴール手前でアロマベールにつかまり2着でしたが、4コーナーを回って直線先頭に躍り出た時には押し切ってしまうかと思えるほどでした。引き続き調教の気配は良く、併走追い切りではアロマベールに先着しています。初めての1700メートル戦がどうかですが、後続を引き離して早めに抜け出す展開になれば、ゴール前際どい勝負に持ち込めそうです。

▲10 エムティサラ（牝、鈴木正也厩舎）は兼六園ジュニアカップで8着に沈みましたが、外傷の回復が遅れて乗り込めなかったのが影響しました。今回は追い切りの動きが一変しており、距離も延びるなら、シャープな末脚が発揮できそうです。

前走選抜戦で巻き返した△4 エムザックサンダー（牡、加藤和義厩舎）や、取消明けでも好走した△7 イヴシャンテマリー（牝、黒木豊厩舎）も上位進出を狙います。

＜おすすめの買い目＞
馬単（フォーメーション）　2・6→2・6・10・4（6点）
3連単（フォーメーション）　2・6→2・6・10・4→2・6・10・4・7（18点）

金沢ヤングチャンピオンの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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